ブラックフライデーで買う防災グッズは冬の停電用から|ポータブル電源・カイロ・カセットガスと期限が来る物の順番

目次

ブラックフライデーで買う防災グッズは「冬に機能する物」と「期限が来る物」の2グループに絞る

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ブラックフライデーとは、日本では11月下旬から12月上旬にかけて、大手通販モールやメーカーが開く年末前の大型セールのことです。防災グッズをここで買うなら、基準は割引の大きさではなく「冬」に置きます。

このセールは、真冬が来る前にある最後の大型セールです。買う物は、①寒さの中でも機能する物、②期限が来て入れ替えが必要な物、の2グループだけ。届いたら12月のうちに一度動かしておく、という順番で進めます。

冬の停電では暖房が止まり、道具の側にも寒さの弱点があります。岩谷産業のFAQによると、通常のカセットボンベは10℃を下回ると気化しにくくなり、5℃以下ではほとんど気化しなくなります。停電の夜に初めて箱を開けたのでは、この弱点に気づくのが遅すぎるわけです。

なお、2026年のブラックフライデーの日程は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのいずれも、2026年9月14日確認の時点で未発表です。この記事は、過去の公式発表で本文を確認できた実績だけを使って書いています。

この記事でわかること

  • Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで確認できたブラックフライデーの実績と、発表から開始までの間隔
  • Jackery・EcoFlow・Ankerが2025年に自社で開いたブラックフライデーの期間
  • カセットボンベ・カイロ・ポータブル電源などの「冬の弱点」早見表と、期限が来る物の書き込み式チェック表
  • 届いてから真冬の前に一度動かすためのチェックリスト

ブラックフライデーの開始日は、確認できた実績では11月20日〜29日に収まっている

ここでいう「確認できた実績」とは、各社の公式サイトやプレスリリースで、本文またはタイトルから開催期間を読み取れた年のことです。Amazonは2022〜2025年、楽天市場は2024・2025年、Yahoo!ショッピングは2025年が該当します。

モール 開催期間 発表日
Amazon.co.jp 2022年 11月25日(金)〜12月1日(木)の7日間 公式記事の本文に明記なし
Amazon.co.jp 2023年 11月24日(金)0時〜12月1日(金)23:59の8日間 2023年11月8日
Amazon.co.jp 2024年 11月29日(金)0時〜12月6日(金)23:59 公式記事のタイトルで期間を確認
Amazon.co.jp 2025年 先行セール11月21日(金)〜23日(日)、本セール11月24日(月・振替休日)〜12月1日(月) 公式記事で期間を確認
楽天市場 2024年 11月21日(木)20:00〜11月27日(水)1:59 2024年11月18日
楽天市場 2025年 11月20日(木)20:00〜11月27日(木)1:59 2025年11月12日
Yahoo!ショッピング 2025年 11月25日(火)0:00〜11月30日(日)23:59 2025年10月22日

表を読み替えると、始まりはどの年も11月20日から29日のあいだ、終わりは11月末から12月上旬です。勤労感謝の日(11月23日)をはさんだ前後1週間に、各モールの開始日が集まっていると考えるとつかみやすいでしょう。

発表のタイミングはモールによって差があります。Amazonの2023年は開始の16日前、楽天市場は2024年が3日前で2025年が8日前、Yahoo!ショッピングの2025年は約1か月前でした。「11月に入ったら各社の公式告知を見に行く」くらいの構えでいれば、発表を見落としにくくなります。

Amazonの2021年以前の開催期間は、About Amazon Japanの旧ブログのページを開けず本文を確認できなかったため、表に入れていません。楽天市場の2023年は楽天グループの公式サイトで該当ページを特定できず、Yahoo!ショッピングの2024年以前はLINEヤフーの公式発表を今回確認していないため、どちらも載せていません。プライムデーや楽天スーパーSALEなど、ほかのセールを含めた年間の実績は防災グッズを買う大型セールの実績日程にまとめています。

ポータブル電源は、2025年はメーカー自社のブラックフライデーがモールより先に始まった

メーカーの自社ブラックフライデーとは、Jackery・EcoFlow・Ankerなどのポータブル電源メーカーが、公式オンラインストアを中心に独自の期間で開くセールのことです。モールの日程とは別に動くため、モールの開始日だけを見ていると気づきません。

次の表は、2025年分のうち、各社の発表文や公式ページの本文で期間を確認できたものだけを並べています。割引率や価格は、年や商品で変わるため載せていません。

メーカー 販売の場所 2025年の期間 確認した資料
Jackery Japan 公式サイト 11月15日〜12月5日 PR TIMES(2025年11月17日発表)
Jackery Japan Amazon公式ストア 11月21日〜12月1日(先行セールを含む) 同上
EcoFlow Technology Japan 発表文に記載の開催期間 11月6日(木)〜12月1日(月) PR TIMES(2025年11月6日発表)
Anker Japan 公式オンラインストア 先行セール11月14日(金)〜18日(火)、メインセール11月19日(水)〜12月1日(月) Anker Japan公式の特設ページ

2025年のAmazonの先行セールは11月21日、楽天市場は11月20日の夜に始まりました。これと比べると、EcoFlowはAmazonの先行セールより15日、Ankerの先行セールは7日、Jackeryの公式サイトは6日早く始まっています。つまり、ポータブル電源に限っては「モールのブラックフライデーが始まってから探す」と、メーカー側の期間の前半を見ないまま過ぎる年がある、ということです。

ただし、これは2025年に確認できた日付から言える範囲の話です。2024年以前の各社の期間は、発表文の原文を開いて確認できなかったため表に入れていません。2026年分の自社セールの告知も、Jackery・EcoFlow・Ankerの公式サイトとPR TIMESを2026年9月14日に確認した時点では見当たりませんでした。

そなえぐらし管理人
ポータブル電源は家の防災用品のなかでもいちばん大きな買い物になりやすいので、モールとメーカーのどちらの期間も把握してから決めたいところです。去年の日付はあくまで去年の実績なので、11月に入ったらメーカー公式サイトのお知らせ欄も見に行く予定です。

冬の停電は実際に起きていて、解消までに何日もかかることがある

冬の停電とは、エアコンや電気を使う暖房器具に頼る家で、寒い時期に電気が止まり、暖を取る手段がまとめて使えなくなる状況のことです。「冬に停電なんて起きるのか」と思うかもしれませんが、公的機関の発表に記録が残っています。

経済産業省の発表では、2024年1月の令和6年能登半島地震で、地震から1週間後の1月8日10:30時点でも、石川県で約18,000戸が停電していました。内訳は輪島市約7,500戸、珠洲市約6,400戸、能登町約2,100戸、穴水町約1,600戸、七尾市約340戸などです。

停電が長引く例として、季節は違いますが2019年9月の房総半島台風も挙げておきます。資源エネルギー庁によると、停電は最大約93万戸にのぼり、99%が解消するまで約280時間かかりました。280時間を日数に直すと12日弱。月曜に始まった停電が、翌週の金曜になってもまだ残っているくらいの長さです。

もし同じくらいの長さの停電が1月や2月に起きたら、電気で動く暖房は使えないまま、朝晩の冷え込みを何度も越すことになります。暖房が止まったときの具体的な過ごし方は冬の停電で暖房が止まったときの防寒で扱っています。

停電や災害が起きたときの行動は、お住まいの自治体や電力会社の発表を優先してください。この記事は道具の選び方と準備の順番を整理したもので、避難の判断を代わりにするものではありません。

冬の防災グッズは「寒さの中で機能するか」を先に確かめて選ぶ

冬に機能する防災グッズとは、暖房が止まって室温が下がった家の中でも、メーカーが公表している条件の範囲で使える道具のことです。セールの値札を見る前に、まず「その道具に冬の弱点はあるか」を確かめます。

次の早見表は、この記事で扱う道具の弱点を、公表値や道具の性質から並べたものです。数値があるのはメーカーが示しているものだけで、ほかは「どこを確認すればいいか」を書いています。

冬の弱点(公表値・性質) どう備えるか 届いたら確認すること
通常のカセットボンベ 10℃を下回ると気化しにくく、5℃以下ではほとんど気化しない(岩谷産業FAQ) 家の中で使う分として持つ 缶の製造年の表示を読み、コンロで1回点火する
カセットガス パワーゴールド・ジュニア 5℃を下回ると気化しにくく、0℃以下では使えない(岩谷産業FAQ) 通常ボンベより低い温度で使う場面の選択肢 通常ボンベと同じ
使い捨てカイロ 温かさは外袋に表示された持続時間まで。表示温度は体感と一致しない場合がある(エステーFAQ) 持続時間から、人数と日数ぶんの枚数を数える 1枚開けて、温まるまでの時間と貼る場所を試す
ゴム湯たんぽ お湯を沸かす熱源が別に要る カセットコンロとボンベをセットで考える お湯を入れて、漏れがないかを見る
ポータブル電源 使用温度範囲は製品ごとに仕様表の記載が違う 寒い部屋で使うなら、仕様表の使用温度を読む 満充電にして、家電を1回つなぐ
通常のカセットボンベは5℃以下でほとんど気化しない、パワーゴールドは0℃以下で使えない、使い捨てカイロは持続が表示時間まで、ゴム湯たんぽはお湯を沸かす熱源が別に要る、ポータブル電源は使用温度範囲を仕様表で確認という冬の弱点の対応図

表のなかで数字がいちばん具体的なのがカセットボンベです。5℃というと、冷蔵庫の中と同じくらいの温度。暖房が止まった家でも、廊下や玄関、ベランダの物置に置いたボンベは、思ったより冷えている可能性があります。

カセットガスは「家の中で使う分」を通常ボンベで持つ

岩谷産業のFAQは、通常のカセットボンベについて、成分のブタンガスの特性により10℃を下回ると気化しにくくなり、5℃以下ではほとんど気化しなくなるため使えない、と説明しています。同じFAQで、カセットガス パワーゴールドとカセットガス ジュニアは成分が異なり、通常のボンベより低温でも使える一方、5℃を下回ると気化しにくく、0℃以下では使えないとされています。

つまり、低温に強いタイプでも「どこまでも寒さに強い」わけではありません。冬の備えとしては、暖房が止まっても外気よりは暖かい家の中でコンロを使う前提で、通常ボンベを備蓄の中心に置くのが素直な考え方です。コンロ本体とボンベのメーカーをそろえる理由はカセットガスを他社のコンロに使うときの注意、何本持つかはカセットコンロのボンベを何本備蓄するかで計算しています。換気など使い方の注意は、コンロとボンベの取扱説明書に従ってください。

岩谷産業のイワタニ カセットガス CB-250-ORは、低温向けではない通常のカセットボンベです。同社はカセットボンベの使用期限について、製造から約7年以内に使い切ることを目安にしています。家の中で使う前提の備蓄分としてまとめて持つなら、7年で使い切れる本数かを先に決めてから、普段使うモールで仕様を確認しておくと選びやすくなります。


ポータブル電源は「容量」と「持ち運べる重さ」のどちらを取るかで決める

ポータブル電源とは、内蔵のバッテリーにためた電気を、コンセントやUSBから取り出せる持ち運び型の蓄電池のことです。冬の停電で使うなら、電気毛布やスマートフォンの充電など、暖を取る・連絡を保つための小さな電気をまかなう役目になります。電源の備えを「モバイルバッテリー→ポータブル電源→ソーラー」と段階で考える方法は、ハブ記事の防災の電源の選び方は4段階で整理しています。

Anker Japanの「Anker 535 Portable Power Station(PowerHouse 512Wh)」は、容量512Wh、定格出力500W(瞬間最大750W)、重さ約7.6kgで、バッテリーはリン酸鉄系です。この記事で扱う2台のうち容量が大きいほうで、家に置いたまま、電気毛布など暖を取る家電に長くつなぎたい家に向いています。重さと出力のバランスを、普段使うモールの商品ページで確認しておきましょう。


約7.6kgは、2Lのペットボトル4本弱とほぼ同じ重さです。家の中で置き場所を決めて動かさない使い方なら問題になりにくい一方、階段の上り下りや、車への積み込みを考えると、片手で気軽に運べる重さではありません。

Jackery Japanの「Jackery Solar Generator 240 New 40 Mini」は、容量256Wh・定格出力300W・重さ約3.6kgのポータブル電源に、40WのMiniソーラーパネルを組み合わせたセットです。バッテリーはリン酸鉄系で、パネルからの満充電は11時間、AC急速充電は1時間、UPS機能の切り替えは20ミリ秒未満と公表されています。停電が数日続いて、家のコンセントから充電し直せない場面を想定するなら、パネル付きの構成が候補になります。


2台を並べると、容量は512Whと256Whでちょうど2倍、重さも約7.6kgと約3.6kgでおよそ2倍の差です。「たくさんためたい」なら容量、「持ち運びたい・日光で足したい」なら軽さとパネル、と役割で分けると迷いが減ります。なお、パネルの満充電11時間は公表値で、日照時間が短い冬は1日で満たせない日もあると見込んでおくほうが安全です。電気毛布を何時間使えるかの計算は電気毛布をポータブル電源で使える時間にまとめています。

電気を使わない暖は、カイロと湯たんぽで「何時間ぶんあるか」を数える

電気を使わない暖とは、停電中でも電源なしで体を温められる道具のことで、使い捨てカイロと湯たんぽが代表です。ポータブル電源の容量には限りがあるので、夜通し体を温める役目はこちらに任せると、電気をスマートフォンや明かりに回せます。

アイリスオーヤマの「ぽかぽか家族 貼るレギュラー PKN-30HR」は、公式の仕様表で最高温度63℃・平均温度53℃・持続時間12時間(東京都の条例に基づく測定値)、サイズは幅125mm×奥行95mmの貼るタイプです。12時間なら、夜8時に貼って朝8時まで続く計算で、停電の夜1回を1枚でまかなえる目安になります。家族の人数と停電の日数から枚数を数え、普段使うモールで入数を確認しておきましょう。


ただし、表示温度や持続時間は決められた方法で測った値で、エステーのFAQにもあるとおり、体で感じる温度とは一致しない場合があります。同じ場所に長く当て続けると低温やけどにつながることがあるため、使い方は外袋の注意表示に従ってください。肌や体調に不安がある場合の判断は、医師や薬剤師に相談しましょう。

湯たんぽは、お湯さえ沸かせれば電気が要りません。たとえば尾上製作所のゴム湯たんぽ MY-422は容量2.0L、本体サイズ375×210×40mm、重さ約0.45kgとメーカーの公式ショップに記載があります。沸かすのはカセットコンロの役目なので、ボンベの本数に「湯たんぽ用のお湯」を足して数えるのがポイントです。カイロと湯たんぽを人数×日数で何個そろえるかは湯たんぽとカイロの必要数の数え方で計算できます。

期限が来る防災グッズは、箱の日付から「買い替える月」を逆算して決める

期限が来る防災グッズとは、非常用トイレ・非常食・乾電池・カセットボンベ・保存水のように、メーカーが保存期間や交換の目安を示している物のことです。これらは「足りているか」より「いつ切れるか」が問題になります。

ブラックフライデーは毎年ほぼ同じ時期にやってきます。そこで、期限が来る物の入れ替えを「毎年11月の見直し」に固定してしまうと、年に1回、箱の日付を読む習慣が作れます。やり方は、期限の年月を書き写し、期限が切れる年の前年の11月を「買い替える月」にするだけです。

品目 日付を見る場所 メーカーが示す目安 箱の日付(書く) あと何年(書く) 買い替える月(書く)
カセットボンベ 缶の製造年の表示 製造から約7年以内(岩谷産業) __年__月 あと__年 __年11月
非常用トイレ 箱の交換目安の表示 製品の箱の表示に従う __年__月 あと__年 __年11月
アルファ米などの非常食 箱・袋の賞味期限 製品の表示に従う __年__月 あと__年 __年11月
アルカリ乾電池 パッケージや本体の表示 製品の表示に従う __年__月 あと__年 __年11月
保存水 ラベルの賞味期限 製品の表示に従う __年__月 あと__年 __年11月

書き方の例を1つ挙げます。箱に「2031年10月」とあれば、あと5年、買い替える月は2030年11月です。期限の直前に慌てて探すのではなく、1年前のセールで入れ替え候補にしておけば、古いほうは期限内に使い切る練習にも回せます。品目ごとの入れ替え周期の考え方は防災グッズの買い替え周期で詳しく扱っています。

非常用トイレは「交換目安が延びた」話と、手元の箱の表示を分けて考える

非常用トイレの交換目安は、同じブランドでも時期によって変わることがあります。クリロン化成は2023年11月22日、BOS非常用トイレの凝固剤をアルミ包装に変更したことで、交換目安を10年から15年に延長したと公式ブログで発表しました。ただし、手元にある在庫や、これから届く箱が新しい仕様とは限りません。期限チェック表には、発表の年数ではなく箱に書かれた表示を写してください。

クリロン化成の「BOS非常用トイレ」の50回分は、トイレの回数を多めに確保したい家に向くセットです。新しい仕様の15年という交換目安は、今年小学1年生の子が大学生になるくらいの長さで、期限が来る物のなかでは入れ替えの手間が少ない部類に入ります。回数と交換目安の表示を、普段使うモールの商品ページで確認しておきましょう。携帯トイレの期限の読み方は携帯トイレの使用期限にまとめています。


非常食と乾電池は、同じ年に期限がそろわないようにずらす

尾西食品のアルファ米は、同社の製品規格ページで「5年保存」と表示されているシリーズです。お湯や水を注いで戻すタイプなので、冬はカセットコンロで沸かしたお湯を使えば、温かい食事にもなります。尾西食品のアルファ米(5年保存)の詰め合わせは、味の違う袋を少しずつ持てるのが利点で、期限チェック表の「非常食」の行を埋めやすくなります。詰め合わせの中身と賞味期限の表示を、普段使うモールで確認しておきましょう。

まとめ買いでいちばん起きやすい失敗は、すべての非常食の期限が同じ月にそろってしまうことです。5年後の11月に、家じゅうのアルファ米が一斉に期限を迎える、という状況ですね。セールで買う量は「今年の入れ替えぶん」にとどめ、翌年以降のセールに分けると、毎年少しずつ入れ替わる形になります。期限切れが近い非常食の扱いは非常食の賞味期限が近いときの考え方を参考にしてください。

乾電池では、パナソニックのエボルタNEOが、公式のシリーズページで「10年保存可能」(単1形〜単4形のみ。製造後の保存期間で自社基準、保存条件は温度20℃・相対湿度55%)と表示されています。保存条件が決められている値なので、暖房の近くや夏に高温になる場所ではなく、条件に近い場所に置くのが前提です。アイリスオーヤマの保存水は、公式通販の表示で5年保存となっており、カセットボンベや乾電池とは年数の刻みが違います。

届いた防災グッズは、真冬が来る前に一度動かして完成させる

一度動かすとは、届いた防災グッズを箱から出し、実際の使い方で1回だけ試して、足りない物や使い方の不安を12月のうちに見つけておくことです。ブラックフライデーで買う意味は、ここまでやって初めて出てきます。

12月の週末、届いた段ボールがクローゼットの前に積まれたまま、年末の予定に追われて年が明ける。よくある流れです。ところが、初めて箱を開けるのが1月の停電の夜だと、充電が残っていない、ボンベの向きがわからない、カイロが温まるまで思ったより時間がかかる、といった小さなつまずきが寒さの中で一度に来ます。

防災グッズは「買った日」ではなく「一度動かした日」が備えの完成日です。ブラックフライデーで買ったら、真冬が来る前の12月のうちに1回ずつ試しておきます。

  • ポータブル電源は満充電にし、電気毛布やスマートフォンなど、停電時に使う予定の家電を1回つなぐ
  • ソーラーパネル付きなら、晴れた日に一度パネルをつないで、置き場所と配線の長さを確かめる
  • 使い終わったポータブル電源は、もう一度充電してから保管場所に戻す
  • カイロは1枚だけ開け、温まるまでの時間と、服のどこに貼るかを試す
  • カセットボンベは缶の製造年の表示を読み、コンロに1本つないで点火を確かめる(取扱説明書に従い、換気して行う)
  • 湯たんぽは一度お湯を入れ、カバーをつけて漏れがないかを見る
  • 非常用トイレ・アルファ米・乾電池・保存水は、箱の日付を期限チェック表に書き写す

カセットボンベの缶に書かれた製造年の読み方と、冬の保管場所はカセットガスの保管方法で説明しています。チェックリストを1日で全部やる必要はありません。週末ごとに2品ずつ進めれば、12月の4回の週末で終わる量です。

そなえぐらし管理人
正直なところ、セールで買って満足してしまい、箱のまましまい込むのがいちばんもったいないと思っています。1回動かすと「延長コードが要る」「カイロは貼るタイプが楽」など、次に足す物が自然と見えてきます。

ブラックフライデーを待つのが向かない家と、このやり方のデメリットもある

ここでいう「待つのが向かない家」とは、2026年9月14日からセールまでの約2か月半のあいだに停電や断水が起きたとき、困る度合いが特に大きい家のことです。そういう家では、セールを待つこと自体がリスクになります。

ひとつは、備蓄がまだ何も無い家です。水・トイレ・明かりがゼロの状態で11月下旬まで待つより、手に入るものから先にそろえるほうが筋が通ります。もうひとつは、在宅で医療機器を使っている家です。停電時の電源の確保については、主治医や機器の取扱事業者に相談し、セールの時期とは切り離して準備を進めてください。

備蓄がゼロ、または在宅医療機器がある家はセールを待たずに今そろえ、そうでなければ不足を書き出してセールで埋める判定図

待てる家でも、このやり方には次のようなデメリットがあります。

  • セールだから安くなるとは限らない。対象商品や値下げの有無は、各社のその年の告知しだいです。2025年までの公式発表と検索結果を見た範囲では、Amazonや楽天市場が防災グッズだけを主題にしたブラックフライデーの特集ページは見当たりませんでした。
  • ポータブル電源は重い。容量が大きい機種ほど重く、この記事の例でも約7.6kgあります。置き場所と、誰が運ぶかを決めてから選ぶ必要があります。
  • 12月は動かす時間を取りにくい。年末の予定が詰まる時期なので、「届いたら一度動かす」を後回しにしやすくなります。
  • まとめ買いは期限が同じ年にそろう。一度に買うほど、数年後に入れ替えが一斉に来ます。

10月のうちに済ませたいなら、プライム感謝祭で買う防災グッズで期限→消耗品→耐久品の順番を紹介しています。家庭の不足数を公的な目安から計算して穴を埋めるやり方は、9月の防災の日セールで買うものが向いています。

よくある質問

Q. 2026年のブラックフライデーはいつですか?

2026年9月14日確認の時点で、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングとも日程は発表されていません。確認できた過去の実績では、Amazonは2022〜2025年、楽天市場は2024・2025年、Yahoo!ショッピングは2025年に、いずれも11月20日〜29日のあいだに始まっています。発表は開始の3日前から約1か月前まで幅があるため、11月に入ったら各社の公式告知を確認するのが確実です。

Q. ポータブル電源は、メーカーの自社サイトとAmazonのどちらで買えばいいですか?

どちらが安いかは、年や商品で変わるため断定できません。2025年は、Jackery・EcoFlow・Ankerの自社セールがAmazonの先行セールより早く始まっていたので、比べるなら両方の期間を把握しておくと判断しやすくなります。価格だけでなく、ポイントの付き方や受け取りやすさなど、自分の条件で比べてください。

Q. カセットガスは冬に使えないのですか?

使えないわけではありませんが、温度の条件があります。岩谷産業のFAQでは、通常のカセットボンベは10℃を下回ると気化しにくくなり、5℃以下ではほとんど気化しなくなるとされています。パワーゴールドとジュニアは通常のボンベより低温で使えますが、5℃を下回ると気化しにくく、0℃以下では使えません。冬は家の中で使う前提で備え、届いたら一度点火を確かめておくと安心です。

Q. 楽天市場やYahoo!ショッピングのブラックフライデーでも、同じ考え方でいいですか?

はい、「冬に機能する物」と「期限が来る物」の2グループに絞る考え方は、どのモールでも同じです。楽天市場のブラックフライデーはポイント還元の施策が中心で、Amazonとは仕組みが違います。値引きかポイントかで、実際の負担の感じ方が変わる点だけ意識しておきましょう。

まとめ:今日やることは1つ

ブラックフライデーで買う防災グッズとは、真冬の前の最後の大型セールで、冬に機能する物と期限が来る物をそろえ、12月のうちに一度動かすための買い物です。今日やることは1つだけ。家にある防災グッズの箱を開けて、期限チェック表の「箱の日付」の欄を埋めることです。

  1. 期限チェック表の日付を埋めるカセットボンベ・非常用トイレ・非常食・乾電池・保存水の日付を写し、期限の前年の11月を「買い替える月」として書き込みます。
  2. 冬の弱点の早見表で不足を書き出すカセットボンベの置き場所、カイロの枚数、ポータブル電源の容量と重さを見直し、ブラックフライデーまでに足りない物をメモします。
  3. 11月に公式告知を見て、届いたら12月に一度動かすモールとメーカーの両方の期間を確認して買い、届いたらチェックリストに沿って1品ずつ試します。

ポータブル電源を買うかどうかを、乾電池・モバイルバッテリーから順に決めたい場合は、防災の電源の選び方は4段階|停電の備えは乾電池・モバイルバッテリー・ポータブル電源・発電機の順で決めるで段階ごとに整理しています。

参考・出典

  • About Amazon Japan「Amazon、11月24日(月)から12月1日(月)まで開催する『Amazonブラックフライデー』の注目の各種セールとキャンペーンを発表」(公式サイト)/2026-09-14確認
  • About Amazon Japan「『Amazonブラックフライデー』を11月29日(金)0時~12月6日(金)23:59まで開催」(公式サイト)/2026-09-14確認
  • アマゾンジャパン「Amazon、11月24日(金)から12月1日(金)まで開催する『Amazonブラックフライデー』の注目の各種セールとキャンペーンを発表」(PR TIMES)/2026-09-14確認
  • About Amazon Japan「年末のお得なビッグセール『Amazonブラックフライデー』2022」(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 楽天グループ 2024年11月18日のお知らせ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 楽天グループ 2025年11月12日のお知らせ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • LINEヤフー プレスリリース(2025年10月22日)(公式サイト)/2026-09-14確認
  • Jackery Japan 2025年ブラックフライデーの発表(PR TIMES)/2026-09-14確認
  • EcoFlow Technology Japan 2025年ブラックフライデーの発表(PR TIMES)/2026-09-14確認
  • Anker Japan 2025 ブラックフライデー特設ページ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 経済産業省 令和6年能登半島地震に関する発表(2024年1月8日10:30時点)(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 資源エネルギー庁 台風と停電についての特集ページ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 岩谷産業 カセットガス よくあるご質問(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 岩谷産業 カセットボンベの使用期限と処理方法(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 岩谷産業 カセットガス CB-250-OR 製品ページ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • Anker Japan Anker 535 Portable Power Station 製品ページ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • Jackery Japan 公式サイト(公式サイト)/2026-09-14確認
  • アイリスオーヤマ ぽかぽか家族 貼るレギュラー 製品仕様(公式サイト)/2026-09-14確認
  • エステー よくあるご質問(カイロの温度表示)(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 尾上製作所 ゴム湯たんぽ2L カバー付 MY-422(公式ショップ)/2026-09-14確認
  • BOS公式ブログ 交換目安の延長のお知らせ(公式サイト)/2026-09-14確認
  • 尾西食品 製品規格(公式サイト)/2026-09-14確認
  • パナソニック エボルタNEO(公式サイト)/2026-09-14確認
  • アイリスプラザ アイリスの保存水 2リットル×6本(公式通販)/2026-09-14確認
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この記事を書いた人

登山が趣味の会社員。山で非常食を食べてきた経験から「食べ慣れないものは災害時つらい」と実感し、家庭の備蓄を見直し中です。実際に買って食べたものだけ「おすすめ」と書きます。失敗も隠しません。

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