簡易トイレは何回分必要?1人1日5回×人数×日数の計算式と早見表【1〜5人家族用】

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簡易トイレの必要数は、結論から言うと「家族の人数×1日5回×備蓄日数」で計算できます。内閣府(防災担当)のガイドラインをはじめ、東京都・神奈川県・目黒区の公表資料が、そろって「1人1日5回」を基準にしているためです。4人家族なら3日分で60回分、7日分で140回分が答えになります。

「30回分」「50回分」というパッケージ表示を前に、結局いくつ買えばいいのか迷いますよね。この記事では公的資料の数字だけを根拠に、計算式と1〜5人家族の早見表、そして「何セット買うか」への換算までをまとめました。書き込み欄つきなので、読み終わるころにはわが家の数字が確定します。

この記事でわかること

  • 内閣府・東京都・神奈川県などが公表する「1人1日5回」という共通基準の中身
  • 必要数の計算式と、1〜5人家族×3日・7日分の書き込み欄つき早見表
  • 必要回数をパッケージの「◯回分」表示に換算して、買うセット数を決める方法
  • 正直な話——新たに買い足さなくてよい家庭の条件
目次

簡易トイレの必要数は「1人1日5回」が公的機関共通の基準

簡易トイレとは、断水や配管の損傷で水洗トイレが使えないときに、自宅の便器などに袋を取り付け、凝固剤で固めて使う「袋+凝固剤」タイプの備蓄品のことです。

備える数の軸になるのが「1人1日何回分」という数字です。国と自治体の公表資料を並べると、基準は次のとおりほぼ「5回」で一致しています。

公表元 1日あたりの回数 備蓄日数の目安
内閣府(防災担当)避難所トイレガイドライン 5回(平均的とされる回数) 発災〜3日間は携帯・簡易トイレが主力と整理
内閣府 防災情報のページ 5回(成人の1日平均) 1週間分(4人家族で140回分の計算例)
神奈川県 5回 最低3日分、可能なら7日分
東京都(広報東京都) 5個 最低3日分、1週間分がおすすめ
目黒区 5〜7回 最低3日分、目標7日分

大もとは内閣府(防災担当)の「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」です。1日に必要な便袋の枚数を「最大想定避難者数×5回」で計算するとしたうえで、その根拠として「排泄の回数は5回が平均的」としています。内閣府 防災情報のページや各自治体の案内も同じ考え方なので、「まず1日5回で計算する」で迷う必要はありません

なお、地震のあとは配管の損傷確認が済むまで水洗トイレを流せない場合があります。この理由の詳しい解説は簡易トイレのおすすめ比較記事に譲り、本記事は「数の確定」に集中します。

必要数の計算式は「家族の人数×5回×備蓄日数」

ここで使う計算式は、内閣府ガイドラインが避難所向けに示す「最大想定避難者数×5回×日数」を、家庭の人数にそのまま置き換えたものです。

簡易トイレの必要数(回分)=家族の人数×5回×備蓄日数
例:4人×5回×3日=60回分/4人×5回×7日=140回分

140回分という答えは、内閣府 防災情報のページが示す4人家族の計算例(5回×4人×7日=140回分)と同じです。掛け算自体は簡単なので、迷うのは「日数を3日にするか7日にするか」だけ。神奈川県や東京都・目黒区の資料は最低3日分・可能なら7日分という二段構えなので、次のチェックで判定してみてください。

  • 在宅避難(自宅にとどまる想定)が前提になりそう → 7日分を目標に
  • マンションの中高層階で、階段での給水や買い出しが負担になりそう → 7日分を目標に
  • トイレの備えがまだゼロ → まず3日分から
  • 収納に余裕がない → 3日分を確保してから、置き場所と相談して買い足し

【早見表】1〜5人家族×3日分・7日分の必要回数(書き込み欄つき)

早見表とは、計算式「人数×5回×日数」に1〜5人と3日・7日を当てはめ、答えだけを一覧にした表のことです。

家族の人数 1日あたり(×5回) 3日分 7日分
1人 5回分 15回分 35回分
2人 10回分 30回分 70回分
3人 15回分 45回分 105回分
4人 20回分 60回分 140回分
5人 25回分 75回分 175回分

この表は公的資料の計算例とも一致します。東京都(広報東京都)は「1日5個×3日分×家族の人数」として4人家族で60個、内閣府 防災情報のページは4人家族×7日で140回分(1人あたり35回分)という同じ答えを示しています。あとは自分の数字を当てはめるだけです。

わが家の書き込み欄
(  )人 × 5回 × (  )日 = (   )回分

3日分なら表の「3日分」列、7日分なら「7日分」列の数字がそのまま答えです。出た数字をスマホのメモに残しておくと、商品ページで容量に迷いません。

同じ「人数×日数」で数を決める方式は、姉妹記事の非常食は何日分必要?人数別早見表でも使っています。食料と合わせて確定させたい方はどうぞ。

高齢者・乳幼児・ペットがいる家庭は2〜3割の上乗せが目安

「5回」はあくまで平均値です。実際、目黒区は目安を「1人1日5回から7回」と幅を持たせて示しており、3人家族なら3日分で45〜63回分、7日分の目標では105〜147回分と例示しています。上限側で見ると5回基準よりおよそ4割多い計算です。

そこで当サイトでは、公的な断定値ではなく一般的な目安として、トイレが近い高齢の家族や乳幼児がいる家庭には「計算結果に2〜3割の上乗せ」をおすすめしています。4人×3日=60回分なら、2〜3割増しで72〜78回分。キリのいい80回分を目安にする、という決め方です。なおペットのトイレ用品(ペットシーツや処理袋)は人用の回数に含めず、別枠で用意しておきましょう。



※価格・在庫は変動します。最新の情報は各リンク先でご確認ください。

「何セット買うか」は必要回数÷1セットの回数分で決まる

パッケージの「◯回分」表示とは、1セットに凝固剤や排便袋が何回分入っているかを示す数字のことです。

簡易トイレは「1個」単位ではなく「◯回分」単位で売られています。たとえば防臭袋メーカーBOSの公式サイトでは、非常用トイレセットが1回分・5回分・15回分・30回分・50回分・100回分・400回分という単位で展開され、各セットに回数分の凝固剤・防臭袋・汚物袋が同梱されています。※この段落はメーカー公表のセット内容にもとづく整理で、当サイトの実測データではありません。

買うセット数=必要回数÷1セットの回数分(端数は切り上げ)。早見表の数字を当てはめると、次のようになります。

必要回数 組み合わせ例(BOSの展開単位の場合) 備考
15回分(1人×3日) 15回分×1セット 過不足なし
60回分(4人×3日) 30回分×2セット 過不足なし
140回分(4人×7日) 100回分+50回分 計150回分。余りは上乗せ分に

端数が出るときは切り上げて、余った分は上乗せ分・来客分と考えれば無駄になりません。凝固剤の固まり方・防臭袋の性能・保管のしやすさといった製品ごとの違いは、簡易トイレのおすすめ比較|凝固剤・単価・処理袋・保管性で選ぶで公式情報とパッケージ表示をもとに整理しています。先に必要回数を決めてから比較記事を読むと、容量選びで迷わなくなります。

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新たに買い足さなくてよい家庭の条件(正直な判定)

買い足しがいらない家庭とは、すでに「人数×5回×3日分」以上の回数を別の形で確保できている家庭のことです。次のいずれかに当てはまるなら、あわてて追加購入する必要はありません。

  • 手持ちの防災セットに簡易トイレが入っていて、数えたら「人数×5回×3日」分を超えていた
  • キャンプ・車中泊用のポータブルトイレと凝固剤の買い置きで、同じ回数をまかなえる
  • 介護用・ペット用の吸水シーツや処理袋を常に多めにストックしていて、一時的な代用の当てがある

逆に、どれにも当てはまらない場合、トイレは水や食料と違って「家にあるもので何とかなる」度合いが低い備蓄品です。正直に言うと、ごみ袋と新聞紙での自作方法も知られていますが、凝固剤がないぶん、におい対策と使用後の処理の負担は大きくなりがちです。計算した回数分は専用品で確保するほうが現実的です。

保管のデメリットも正直に。使用後の袋は、ごみ収集が再開するまで自宅で保管することになります。防臭袋やふた付きバケツ、置き場所もセットで考えておきましょう。また、凝固剤に使用推奨期限が表示されている製品もあるため、購入日をメモしておくと入れ替えの目安になります。収納場所に悩む方はマンションの備蓄の置き場所も参考にしてください。

まとめ:家族の人数×5回×日数——今日やることはメモ1枚

簡易トイレの必要数の結論は「家族の人数×5回×備蓄日数」。覚える数字はこれだけです。

そなえぐらし管理人
先に数字を決めてしまえば、あとは条件に合うものを選ぶだけです。「何個買えばいいか分からないから後回し」を、今日で終わりにしましょう。
  1. 日数を決める——チェックリストで3日分か7日分かを選びます。迷ったらまず3日分からで大丈夫です
  2. 早見表で回数を確定する——書き込み欄に「◯人×5回×◯日=◯回分」をメモします。高齢者・乳幼児がいれば2〜3割上乗せします
  3. セット数に換算して商品を選ぶ——必要回数÷1セットの回数分でセット数を出し、比較記事で条件に合う製品を選びます

今日やることは、書き込み欄の数字をスマホのメモに残す——これ1つです。製品選びは簡易トイレのおすすめ比較へ。あわせて水の備蓄は1人何リットル?も同じ「人数×日数」方式で計算できます。

よくある質問

簡易トイレの必要数についてよくある疑問を、公的資料の範囲で簡潔にまとめました。

「1日5回」と「1日6〜7回」で情報が分かれるのはなぜですか?

国の基準である内閣府ガイドラインが「5回が平均的」とする一方、目黒区のように「5〜7回」と幅で示す自治体もあるためです。まず5回×人数×日数で土台を計算し、不安な分を上乗せする二段構えにすれば、どちらの情報とも矛盾しません。

3日分と7日分、結局どちらを備えればいいですか?

公的資料の共通解は「最低3日分・可能なら7日分」です。神奈川県は「最低3日分・可能であれば7日分」、東京都も3日分を最低限としつつ1週間分をすすめ、内閣府 防災情報のページは4人家族×1週間で140回分の計算例を示しています。まず3日分を確保し、収納に合わせて7日分へ買い足す順序が現実的です。

トイレットペーパーやごみ袋も一緒に備えるべきですか?

セットの中身は凝固剤と袋が中心のことが多く、トイレットペーパーが含まれるかは製品により異なります。パッケージ表示で同梱物を確認し、トイレットペーパー・防臭袋・ふた付き容器は別枠で考えておくと安心です。同梱物の違いは比較記事でも整理しています。


出典: 内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(PDF)内閣府 防災情報のページ神奈川県「携帯トイレを備蓄しましょう」広報東京都目黒区「災害時のトイレは家庭での備蓄が重要です」BOS公式サイト 非常用トイレ製品ページ

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この記事を書いた人

登山が趣味の会社員。山で非常食を食べてきた経験から「食べ慣れないものは災害時つらい」と実感し、家庭の備蓄を見直し中です。実際に買って食べたものだけ「おすすめ」と書きます。失敗も隠しません。

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