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大きな揺れのあと、まず家族に電話をかける。呼び出し音すら鳴らない。あの数分の焦りを減らす方法は、実はひとつしかありません。災害が起きる前に「第1手段」を電話以外に決めて、家族全員が同じ番号を覚えておくことです。
なぜ電話ではないのか。総務省は、大規模災害時に固定電話で最大80〜90%、携帯電話で最大70〜95%の通信規制が実施される場合があると案内しています。いっぽうメールなどのパケット通信は、規制が行われない場合がある、または規制されても一時的・軽度とされている。声で呼び出す手段は真っ先に詰まり、文字で置いていく手段は比較的残るのです。
そこで編集部が公表値を並べて出した結論は、第1手段に災害用伝言板(web171)、第2手段に災害用伝言ダイヤル171、第3手段に契約中の携帯電話会社の災害用伝言板、という三段構え。SNSは「自分が無事だと広く知らせる」には向くものの、「家族が無事かを確かめる」には向きません。以下、公式サイトで確認できた数値だけを使って理由と手順を整理します。
この記事でわかること
- 安否確認の手段を「使える条件・相手に必要なもの・つながりやすさ・練習できるか」の4軸で比べた結果
- 災害用伝言ダイヤル171とweb171、携帯各社の伝言板の登録件数・保存期間・体験利用日(公式公表値)
- 家族で決めておく「連絡手段の優先順位カード」に書き込む4項目
- 体験利用日を使って年2回だけ練習する、現実的なカレンダーの組み方

安否確認の手段は3つの基準で選ぶ
安否確認とは、離れた場所にいる家族が無事かどうかを、本人の声か本人が残した情報から確かめる行為である。ここを外すと「連絡が取れた気になっているだけ」の状態が生まれます。
手段は数多くありますが、選ぶときに見るべき点は3つに絞れます。増やすほど決められなくなるので、あえて3つだけ。
- 基準1:使える条件その手段が「いつ使えるようになるか」。災害の規模を問わず常時使えるものと、一定規模以上の災害時にだけ開設されるものがあります。
- 基準2:相手に必要なもの受け取る側に何が要るか。スマートフォンとインターネット回線が前提の手段は、それを持たない家族には届きません。
- 基準3:練習できるか本番前に同じ操作を体験できる日が用意されているか。手順を知らないサービスは、当日ほぼ使えないものと考えたほうが安全です。
第1手段=常時使えて、相手のスマホ有無に左右されにくく、練習日があるもの。第2手段=第1手段が使えない原因(停電・圏外・機器の違い)を打ち消せるもの。この2つを別系統から選ぶのが、安否確認の設計の核です。
わが家の第1手段を決める判定チェックリストと優先順位カード
連絡手段の優先順位カードとは、災害時に誰が・どの手段で・どこへ集まるかを、家族全員が同じ内容で持つための書き込み式のメモである。冷蔵庫に貼る紙1枚で完成します。
まず3分の判定チェックリスト
次の項目に、家族を思い浮かべながら答えてみてください。
- 家族全員が、スマートフォンでインターネットを使える
- 家族の中に、携帯電話を持たない人(高齢の親・小学生など)がいない
- 家族が契約している携帯電話会社は、全員同じである
- 自宅の固定電話番号、または「基準になる1つの電話番号」を全員が空で言える
- 離れた土地(別の都道府県)に、頼める親戚や知人がいる
上の1つめと2つめにチェックが付いた家庭は、第1手段をweb171にして問題ありません。2つめが付かなかった家庭、つまり携帯電話を持たない家族がいる場合は、第1手段を音声の171にするほうが確実です。5つめにチェックが付いたなら、後述する中継役を組み込めます。
そのまま書き込める優先順位カード
| 決めること | 記入例 | わが家の答え |
|---|---|---|
| 第1手段 | 災害用伝言板(web171)/登録する番号は自宅の固定電話番号 | |
| 第2手段 | 災害用伝言ダイヤル171/同じ番号で録音・再生 | |
| 基準にする電話番号 | 0X-XXXX-XXXX(家族全員が同じ番号を使う) | |
| 集合場所(第1・第2) | 第1=◯◯小学校の校庭/第2=△△公園の時計前 | |
| 中継役(遠方の親戚など) | ◯◯県の伯母(090-XXXX-XXXX) |
いちばん多い失敗が「家族それぞれが自分の携帯番号で伝言を登録してしまう」パターンです。伝言サービスは電話番号をキーにして預ける仕組みのため、番号がバラバラだと互いに見つけられません。家の代表番号を1つに固定する。カードで最も重要なのはこの行です。
正直、防災グッズを買い足すより先にこの紙を書いたほうが効きます。費用ゼロ、所要時間10分。それでいて「連絡が取れない」という災害時いちばんの消耗を減らせるので、家族会議のネタとしては相当コスパがいいほうです。
5つの手段を4つの軸で並べた比較表
ここでいう4つの軸とは、使える条件・相手に必要なもの・つながりやすさ・練習できるかの4点である。この4列で並べると、どれが第1手段でどれが補助なのかが一目で分かれます。
| 手段 | 使える条件 | 相手に必要なもの | つながりやすさ | 練習できるか |
|---|---|---|---|---|
| 災害用伝言ダイヤル171 | 大規模災害時にNTT東日本・西日本が提供を開始 | 電話機(固定電話・公衆電話でも可)と、基準にする電話番号 | 音声通話は固定最大80〜90%、携帯最大70〜95%の規制がかかる場合あり | できる(毎月1日・15日ほか) |
| 災害用伝言板(web171) | 大規模災害時にNTT東日本・西日本が提供を開始 | インターネットにつながる端末と、基準にする電話番号 | パケット通信は規制されない場合がある、または一時的・軽度 | できる(171と同一日程) |
| 携帯各社の災害用伝言板 | 会社により条件が異なる(ソフトバンク・楽天モバイルは震度6弱以上の大規模災害時) | スマートフォン等と、登録した携帯電話番号 | パケット通信のため音声通話より相対的に有利 | 会社により実施(au・楽天モバイルは日程を公表) |
| SNS | 平常時から常時 | 同じサービスのアカウントと、つながりの登録 | パケット通信のため音声通話より相対的に有利 | いつでも操作に慣れられる |
| メール | 平常時から常時 | メールアドレスと受信できる端末 | 総務省もメールの活用を案内(パケット通信) | いつでも操作に慣れられる |
表を一言に翻訳すると、こうなります。171とweb171は「家族の番号さえ決めておけば、誰が誰を探しても交差点でぶつかる」設計。SNSとメールは相手ごとの1対1の線なので、線が1本切れるとそこで終わる。役割分担としては、171とweb171が本線、携帯各社の伝言板が予備線、SNSとメールが「無事だと広く知らせる拡声器」です。
災害用伝言ダイヤル171の使い方は「1で残す・2で聞く」だけ
災害用伝言ダイヤル171とは、電話番号をキーにして音声の伝言を預けたり聞いたりできる、NTT東日本・西日本の災害時サービスである。覚える数字は3つだけです。
伝言を録音する手順
- 171にダイヤルまず「171」へ電話をかけます。
- 1を押す録音を選びます。
- 自宅の電話番号を入力市外局番からの番号を押します。
- ガイダンスに従って録音案内に沿って伝言を吹き込みます。
伝言を再生する手順
再生は「171→2→相手の電話番号」。押す数字が1か2かの違いだけなので、残すのが1、聞くのが2と覚えておけば足ります。
30秒に何を入れるか
NTT公式が示す1伝言あたりの録音時間は30秒程度。テレビCM2本ぶんの長さと考えると、思ったより短いことが分かります。だから中身は事前に決めておく。以下は編集部の提案であり、NTTの公表値ではありません。
30秒の伝言テンプレ(編集部案)
名前(約3秒)→ 今いる場所(約8秒)→ けがの有無など状態(約8秒)→ これからどうするか・次にいつ入れるか(約9秒)→ 予備(約2秒)
例:「たろうです。◯◯駅の南口にいます。けがはありません。これから△△小学校へ向かいます。次は3時間後にまた入れます。」
登録できる伝言は1電話番号あたり最大20件。家族4人なら、1人あたり5件ずつ残せる計算です。保存期間はサービスの提供終了までで、震度など状況により異なる場合があるとされています。
災害用伝言板(web171)は文字で残せて、保存も長い
災害用伝言板(web171)とは、インターネット経由で電話番号をキーに伝言を文字で登録・確認できる、NTT東日本・西日本のサービスである。171の音声版と対になる存在です。
登録できる伝言は最大20件で、20件を超えると最も古いものから削除されます。保存期間は、その伝言を見る利用者がいない場合は1ヶ月、利用者がいる場合は最大20ヶ月(震度等の状況により異なる)。音声版よりも長く残る設計になっているわけです。
文字で残せる利点は、聞き返さなくていいこと。避難所の体育館のようにざわついた場所でも、画面を見れば内容が確認できます。逆に、停電でスマートフォンの電池が尽きればそこで使えなくなる。だからこそ音声版の171を第2手段に置いて、二系統にしておくのです。
体験利用の日程は171の音声版とweb171で同一です(毎月1日・15日/正月三が日/防災週間/防災とボランティア週間)。同じ日に両方まとめて練習できるので、家族の予定を分ける必要はありません。
携帯電話会社の災害用伝言板は「件数」が会社ごとに違う
携帯電話会社の災害用伝言板とは、契約している通信事業者が自社の携帯電話番号を対象に提供する、テキストの安否登録・確認サービスである。名前は似ていますが、web171とは別のサービスです。
| サービス | 登録できる件数 | 件数を超えたとき | 提供の条件 |
|---|---|---|---|
| 災害用伝言ダイヤル171 | 1電話番号あたり最大20件 | — | 大規模災害時に提供開始 |
| web171 | 最大20件 | 最も古いものから削除 | 大規模災害時に提供開始 |
| au | 10件/1電話番号 | 古い順に上書き | 災害用伝言板サービスとして提供 |
| ソフトバンク | 80件/1電話番号 | 古い順に上書き | 震度6弱以上の大規模災害時に開設 |
| 楽天モバイル | 10件/1電話番号 | 古い順に上書き | 震度6弱以上の大規模災害時に提供 |
| NTTドコモ | 公式ページ本文で未確認 | — | 提供あり。安否情報をテキストで登録・確認できる |
10件と80件。この8倍の開きが何を意味するか。家族4人が交代で状況を更新していくと、10件の枠は1人あたり2件と少しで埋まり、古い伝言から順に消えていきます。つまり会社によっては「最新の1〜2件しか残らない」前提で書く必要があるということ。伝言を残すたびに最初から名乗り直すべき理由は、ここにあります。
ソフトバンクと楽天モバイルの災害用伝言板は、公式に「震度6弱以上の大規模災害時」に開設・提供と明記されています。それ未満の災害や、停電・大雨のような地震以外の事象では開設されない場合がある。携帯各社の伝言板を第1手段に据えないほうがよいのは、この条件差のためです。ドコモの登録件数や体験利用日の具体的な日程、ソフトバンクの体験利用日については公式ページ本文で確認できなかったため、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
SNSとメールは「発信」に強く「確認」に弱い
ここでのSNSとは、投稿が不特定多数または登録した相手に届く、平常時から使えるインターネット上の連絡手段である。安否確認の文脈では、得意・不得意がはっきり分かれます。
総務省は災害時にメールの活用を案内しており、パケット通信は音声通話ほどの規制がかからない場合があるとしています。SNSも同じパケット通信なので、電話より届く見込みは高い。ここまでは強みの話。
弱点は3つあります。相手がそのサービスを使っていなければ届かないこと。投稿が流れて埋もれること。そして、災害時には出所の不確かな情報が混ざること。安否の「確認」を、タイムラインを追いかける作業に頼るのは避けたほうが賢明です。
SNSで見かけた被害情報や避難の呼びかけを、そのまま行動の根拠にしないでください。実際の避難判断は、お住まいの自治体が出す避難情報と気象庁の発表に従ってください。
電話もネットも止まったときの代替ルート
代替ルートとは、手持ちの端末が使えなくなった前提で、事前の取り決めだけを頼りに家族と再会するための手順である。ここが決まっていない家庭が、いちばん多い。
金曜の夕方、駅の改札前で足止め。画面の電波表示は立ったままで、バッテリー残量は18%。周りの人も一斉に画面を見ている——こういう場面で頼りになるのは、事前に決めた集合場所と、紙に書いた番号です。
公衆電話は「電話機の色」で挙動が変わる
NTT西日本の案内によれば、公衆電話は災害救助法の適用が想定される規模の災害で交通機関の遮断等の社会的混乱が発生し、通話規制が生じる可能性がある場合に、NTT東日本・西日本が必要と判断した際に無料化されます。
停電時の挙動も公表されています。デジタル公衆電話(灰色・緑色)は、硬貨での発信は停電時に通話が切断されて硬貨が返却され、テレホンカードでの発信は不可、110・118・119の緊急通報は可能。アナログ公衆電話(緑色)は、硬貨での発信も緊急通報も可能とされています。停電に強いのはアナログ機のほう。近所の公衆電話の場所と色を一度見ておくと、判断が早くなります。
遠方の親戚を中継役にする(三角連絡法)
内閣府は「離れた場所に住む家族や親戚、知人の家を連絡先に決め、そこを中継点にして家族の安否確認や連絡をとる方法」を三角連絡法として紹介しています。被災地の中どうしで電話をかけ合うより、被災地の外を1回経由するほうが通じやすい、という考え方。優先順位カードの5行目は、この中継役を書く欄です。
電源が尽きたら全手段が止まる
web171も携帯各社の伝言板もSNSも、端末の電池が切れた瞬間にゼロになります。伝言を「1回残して終わり」にせず数時間おきに更新するなら、その回数ぶんの電力が要る。停電中にどう情報を取るかは停電時の情報収集の手段一覧|ラジオ・スマホ・公的発信の使い分けで整理しています。
安否連絡を続けるための電源は、家族の人数と更新回数から逆算して選ぶのが現実的です。必要な容量の決め方は防災用モバイルバッテリーの容量の決め方にまとめました。買い替えを急ぐ必要はありませんが、手持ちの容量が足りているかを確かめる意味で、普段使っているモールで現在の価格帯を確認しておくと安心です。
年2回でいい、安否確認の練習カレンダー
練習カレンダーとは、体験利用日を家族の年間予定に組み込み、決めた手順が本当に動くかを確かめる仕組みである。健康診断と同じで、年2回やれば十分に回ります。
171とweb171の体験利用ができる日は公表されています。毎月1日・15日(00:00〜24:00)、正月三が日(1月1日00:00〜1月3日24:00)、防災週間(8月30日9:00〜9月5日17:00)、防災とボランティア週間(1月15日9:00〜1月21日17:00)。au・楽天モバイルの災害用伝言板も、毎月1日・15日(0:00〜24:00)、正月三が日(1月1日12:00〜1月3日24:00)、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)に体験できます。
正月三が日だけ、開始時刻がずれます。NTTの171・web171は1月1日の00:00から、au・楽天モバイルは1月1日の12:00から。元日の午前中に携帯会社の伝言板を開いて「使えない」と誤解しやすいポイントです。
| 時期 | 該当する制度・日程 | その日にやること | 担当 |
|---|---|---|---|
| 8月30日〜9月5日 | 防災週間(毎年8月30日〜9月5日。9月1日が防災の日) | 優先順位カードを更新し、171で30秒の伝言を1回残して1回聞く | 家族全員 |
| 1月15日〜1月21日 | 防災とボランティア週間 | web171で文字の伝言を登録し、別の端末から確認する | 家族全員 |
| 毎月1日・15日 | 体験利用日(終日) | 思い出したときに1人で操作をなぞる(任意) | 気づいた人 |
防災週間は、昭和57年5月11日の閣議了解と昭和58年5月24日の中央防災会議決定により、昭和58年以降は毎年8月30日から9月5日までと定められています。直近の令和7年度も8月30日(土)から9月5日(金)まででした。制度として日付が固定されているので、家族の年間予定に入れやすいのが利点です。
防災週間に何をやるかで迷ったら、防災の日に家庭でやること10|30分チェックリストの手順に、この記事の伝言サービス練習を1項目として足すのがおすすめ。所要時間は家族全員でも15分程度です。

この決め方が向かない人・使えないケース
ここでいう「向かない」とは、この記事の三段構えをそのまま適用すると、途中で連絡が途切れる可能性が高い状況を指す。該当する場合は、順番を組み替える必要があります。
- 家族にスマートフォンを持たない人がいる場合:web171を第1手段にすると、その家族だけ登録も確認もできません。音声の171を第1手段に入れ替えてください。
- 地震以外の災害に備えたい場合:ソフトバンクと楽天モバイルの災害用伝言板は震度6弱以上の大規模災害時の提供と公表されています。大雨や停電では開設されない場合があるため、携帯各社の伝言板だけに頼る設計は避けます。
- 家族の携帯電話会社がバラバラな場合:会社ごとに登録件数や条件が異なります。全員が同じ土俵に立てる171・web171を軸にしたほうが混乱しません。
- 勤務先の安否確認を想定している場合:企業が導入する安否確認システム(BCP用)は本記事の対象外です。勤務先のルールが別にあるなら、そちらが優先されます。
- 停電が長期化する場合:端末の電池が尽きた時点で文字系の手段はすべて止まります。公衆電話の場所と集合場所を紙で持っておく前提が必要です。
くり返しになりますが、避難するかどうか、どこへ逃げるかの判断は、この記事の連絡手段の話とは別のものです。実際の避難判断は自治体の避難情報と気象庁の発表に従ってください。
各社の公式ページを1つずつ当たっていて意外だったのが、件数の差でした。10件と80件が同じ「災害用伝言板」という名前で並んでいる。名前が同じだから中身も同じ、とは限らないという話です。
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よくある質問
Q. 171とweb171は、どちらを先に使えばいいですか
家族全員がスマートフォンでインターネットを使えるなら、web171を先に。文字で残るので聞き返す必要がなく、伝言の保存期間も利用者がいる場合で最大20ヶ月と長めです。家族に携帯電話を持たない人がいる場合は、電話機さえあれば使える171を先に置いてください。どちらも登録できる伝言は最大20件です。
Q. 伝言は何件まで登録できますか
171とweb171は1電話番号あたり最大20件、auと楽天モバイルは10件、ソフトバンクは80件と公表されています。web171は20件を超えると最も古いものから削除され、携帯各社の伝言板は古い順に上書きされます。件数が少ないサービスでは古い伝言が消えるため、更新のたびに名前から名乗り直すのが安全です。
Q. 練習はいつできますか
171とweb171は、毎月1日・15日(00:00〜24:00)、正月三が日(1月1日00:00〜1月3日24:00)、防災週間(8月30日9:00〜9月5日17:00)、防災とボランティア週間(1月15日9:00〜1月21日17:00)に体験利用ができます。au・楽天モバイルの災害用伝言板もほぼ同じ日程ですが、正月三が日の開始が1月1日12:00からと半日遅い点に注意してください。
Q. 停電でスマートフォンが使えなくなったらどうしますか
公衆電話が選択肢になります。NTT西日本の公表によれば、デジタル公衆電話(灰色・緑色)は停電時、硬貨での発信は通話が切断されて硬貨が返却され、テレホンカードでの発信は不可、110・118・119の緊急通報は可能。アナログ公衆電話(緑色)は硬貨での発信も緊急通報も可能です。近所の公衆電話の場所を、平常時に確認しておいてください。
Q. 家族が遠方に住んでいる場合はどうすればいいですか
内閣府が紹介している三角連絡法が使えます。離れた場所に住む家族や親戚、知人の家を連絡先に決め、そこを中継点にして安否確認や連絡をとる方法です。被災地どうしで直接かけ合うより経由地を1つ挟むほうが通じやすく、優先順位カードにも中継役の欄を用意しています。
あわせて確認しておきたい記事をまとめておきます。連絡を続けるための電源は防災用モバイルバッテリーの容量の決め方、停電中の情報の取り方は停電時の情報収集の手段一覧、9月1日に向けた家の点検は防災の日に家庭でやること10にまとめています。
まとめ:今日やることは、紙1枚に番号を書くこと
安否確認の準備とは、当日の判断を減らすために、決められることを今日決めておく作業である。買い物は要りません。
今日やることは1つだけ。家族の「基準になる電話番号」を1つに決めて、紙に書いて共有する。これさえあれば、171でもweb171でも同じ入口に全員が集まれます。
- 基準番号を決める自宅の固定電話番号など、家族全員が空で言える番号を1つ選びます。
- 優先順位カードを埋める第1手段・第2手段・集合場所・中継役の4項目を書き込み、冷蔵庫と各自の財布に置きます。
- 次の体験利用日を予定に入れる毎月1日・15日、または防災週間(8月30日〜9月5日)に、30秒の伝言を1回残して1回聞くところまでやります。
連絡手段が決まったら、次は在宅避難の中身です。停電中の情報の取り方は停電時の情報収集の手段一覧|ラジオ・スマホ・公的発信の使い分け、連絡を続けるための電源は防災用モバイルバッテリーの容量の決め方、家全体の備えの棚卸しは家庭の備蓄品リスト完全版へ。年に一度の見直しは防災の日に家庭でやること10|30分チェックリストと合わせて進めると、同じ日で片づきます。
参考・出典
- NTT西日本「災害用伝言ダイヤル(171) 伝言の録音方法」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「災害用伝言ダイヤル(171) 伝言の再生方法」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「Q&A 災害用伝言ダイヤル(171)」(2026年8月7日確認)
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171) 伝言の録音方法」(2026年8月7日確認)
- NTT東日本「災害用伝言ダイヤル(171) 体験利用のご案内」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「概要とご提供のしくみ 災害用伝言板(web171)」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「体験利用のご案内 災害用伝言板(web171)」(2026年8月7日確認)
- NTT東日本「web171 体験利用のご案内」(2026年8月7日確認)
- au「災害用伝言板サービス」(2026年8月7日確認)
- ソフトバンク「災害用伝言板」(2026年8月7日確認)
- 楽天モバイル「災害用伝言板」(2026年8月7日確認)
- NTTドコモ「災害時に知っておきたいこと」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「公衆電話インフォメーション 災害対策」(2026年8月7日確認)
- NTT西日本「公衆電話インフォメーション よくあるお問い合わせ」(2026年8月7日確認)
- 総務省「災害時には『災害用伝言サービス』やメールを御活用ください」(2026年8月7日確認)
- 内閣府「特集 家族で防災」(防災情報のページ)(2026年8月7日確認)
- 内閣府「『防災の日』及び『防災週間』について」(2026年8月7日確認)
- 内閣府「防災週間の期間について」(2026年8月7日確認)
- 内閣府「令和7年度『防災週間』及び『火山防災の日』について」(2026年8月7日確認)
