ニトリの防災グッズで揃うものと揃わないもの|公表スペックと公的な必要量で線引き

※本記事にはプロモーションが含まれます。

ニトリの防災売り場で揃うのは、ざっくり言えば「入れ物」と「身を守る道具」です。逆に揃わないのは、食べる物と飲む水そのもの。ニトリネットの防災グッズ・耐震グッズカテゴリは154件(3ページ)ありますが、非常食と保存水(ペットボトルの飲料水)の取扱いは見当たりませんでした(2026年8月19日確認時点)。水に関して置いてあるのは折り畳み水タンクなど「水を運ぶ・溜める容器」で、中身は含まれません。

数字で言い直します。ニトリの「緊急用トイレキット 10個入り(ETK-01N)」は10回分。内閣府のガイドラインが示す携帯トイレの必要回数の目安は1人1日あたり平均5回ですから、この1箱は1人なら2日分、4人家族なら半日分にあたります。飲料水は1人1日3リットルが農林水産省の示す目安ですが、ニトリのカテゴリにその中身はありません。つまり「ニトリで一式そろえた」状態のままでは、水も食料も0のまま止まります。

この記事は、ニトリの公表スペック(品番・寸法・重量・内容点数)を公的な必要量と突き合わせて、どこまで埋まってどこが空くのかを数量で示すためのものです。当サイトはニトリと提携しておらず、公表情報の整理として書いています。価格は変動するため一切扱いません。

この記事でわかること

  • ニトリで買える防災アイテムの代表格と、その公表スペック(品番つき)
  • ニトリのカテゴリに非常食・保存水が無いという事実と、他で足す順番
  • 携帯トイレ10回分が「家族何人の何日分」になるかを自分で出す計算欄
  • 家具転倒防止の器具を、公的機関が示す効果の順序に沿って選ぶ判定リスト
目次

ニトリの防災売り場は「入れ物」と「身を守る道具」に寄っている

ニトリの防災グッズ・耐震グッズカテゴリとは、リュック型の防災セット、家具の転倒防止器具、携帯トイレ、ライト、水を溜める容器などを一つにまとめた売り場のことです。2026年8月19日確認時点で154件(3ページ)が並んでいました。

これとは別に「もしもに備える防災アイテム・防災セット特集」というページも用意されており、こちらは地震対策/水害対策/停電対策/避難・衛生対策の4つに切り分けた構成になっています。売り場を横断して探すより、この4分類から入ったほうが目的の棚には早く着きます。

並んでいる顔ぶれを見ると、傾向がはっきりしています。持ち出す袋、体温を逃がさないシート、排泄をしのぐ袋、家具を動かないようにする金具。どれも「収める・守る・しのぐ」側の道具で、口に入れる物ではありません。家具とインテリアを本業にする小売の品揃えとしては自然な形です。

公式ページで確認できた代表商品と公表スペック

分類 商品名 品番(商品コード) 公表スペック 確認日
防災セット(ニトリ本体) リュック防災セット35点 4962644785575 幅30×奥行20×高さ40cm/ポリ塩化ビニル/約800g/35種類。在庫なし 2026年8月19日
防災セット(ニトリビジネス扱い・個人購入可) 防災用品30点(YRB-30 防水リュックセット) 3591125 幅22×奥行22×高さ45cm/約1.51kg/リュック(直径22×45cm 12L)ほか計30点 2026年8月19日
家具転倒防止(ネジ不要・粘着式) 家具転倒防止器具 不動王 8750194 幅12.7×奥行8.6×高さ8.5cm/ABS樹脂・ポリウレタンフォーム/約100g 2026年8月19日
携帯トイレ 緊急用トイレキット 10個入り(ETK-01N) 4511546136666 幅12.5×奥行12.5×高さ12cm/約440g/10回分/排泄袋(PE製30L)×10枚+抗菌性凝固剤/日本製 2026年8月19日
給水・生活用水 折り畳み水タンク12L ほか 水を運ぶ・溜める容器。飲料水そのものは含まれない 2026年8月19日
ライト USBポータブルLEDランタン(DX-M06)、停電時に光るLEDランタン(ST001) ほか カテゴリ一覧で商品名のみ確認。明るさ・点灯時間などの個別スペックは未確認 2026年8月19日

スペックを書けなかったもの

ライトの明るさ・点灯時間、カセットコンロの詳細仕様は、今回の調査範囲では個別ページまで確認できていません。特集ページに「イワタニ スリムなカセットコンロ(CB-AS-NT)」という記載はありましたが、裏取りが済んでいないため本文ではスペックを扱いません。購入前に公式サイトで最新の仕様をご確認ください。

防災セットは点数ではなく重量と中身の内訳で選ぶ

防災セットとは、避難時にそのまま持ち出す前提の道具を1つのバッグにまとめた商品のこと。ニトリでは点数と容量の違いで複数のラインナップが確認できます。「リュック防災セット35点」はニトリ本体のブランド、「防災用品30点(YRB-30 防水リュックセット)」「防災用品30点(YBG-30R リュックセット)」「防災用品13点(YBD-13 ボディバッグセット)」「防災用品30点(リュック&キャリーセット YKB-30)」はニトリビジネス扱いです(2026年8月19日確認時点)。

ニトリビジネスは法人向けのブランド名ですが、個人がニトリネットのカートに入れて自宅配送で買える導線が生きていることも確認しています(同日時点)。法人限定ではありません。

「35点」と「30点」で何が変わるか

点数の多さは、そのまま満足度にはなりません。見るべきは重さと中身の内訳です。

商品名 点数 サイズ 重量 在庫(2026年8月19日確認時点)
リュック防災セット35点 35種類 幅30×奥行20×高さ40cm 約800g 在庫なし
防災用品30点(YRB-30 防水リュックセット) 30点 幅22×奥行22×高さ45cm 約1.51kg 掲載あり

つまりどういうことか。点数が5つ多いほうが、重量は半分近く軽いのです。約800gと約1.51kg、その差は700g強。1.51kgという数字は、2Lのペットボトル1本(中身の水だけで2kg)よりまだ軽いと考えると、背負ったときの体感がつかみやすくなります。800gのほうはさらに軽く、500mlのペットボトル2本(中身で1kg)を下回ります。

YRB-30の中身は、リュック(直径22×45cm、容量12L)、マスク×3、三角巾、アルミブランケット(213×137cm)、アルミシート(90×180cm)、ランタン、携帯用トイレ×3などを含めて計30点。アルミブランケットが213×137cmあるのは、大人が全身をくるめる大きさという意味です。携帯用トイレが3回分という点は、あとの計算欄で効いてきます。

在庫についての注記

「リュック防災セット35点」(商品コード4962644785575)は、2026年8月19日確認時点で在庫なしの表示でした。お届け目安の表示は出ますが、在庫状況は日々変わります。購入を検討する場合は必ず公式サイトで最新の在庫をご確認ください。

そなえぐらし管理人
在庫が無い商品を主役に据えるかは、編集部でも迷いました。ただ「軽さで選ぶならこの数字」という比較軸は在庫と関係なく使えるので、公表値だけ残しています。買えるかどうかは、その日の公式ページが答えです。

セットは買って終わりではありません。中の乾電池やアルミシートは劣化しますし、点検の周期は品目ごとに違います。買った日をスタート地点にして、次に手を入れる日を決めておくのが現実的です。品目ごとの目安は防災グッズの買い替え期限一覧(3年・5年・7年・10年の点検カレンダー)にまとめてあります。

ニトリでは「食べる物」と「飲む水」が揃わない

ここが、この記事でいちばん伝えたい線引きです。「揃わないもの」とは、店の努力不足ではなく、その店の業態上そもそも棚に無いものを指します。ニトリの場合、それが備蓄食料と飲料水にあたります。

非常食:カテゴリ154件の中に見当たらない

防災グッズ・耐震グッズカテゴリを確認した範囲で、非常食・レトルト食品・缶詰といった備蓄食料のラインナップは見つかりませんでした。サイト内検索でも該当する商品ページは返らず、出てくるのは食器やキッチン用品の関連ページでした(2026年8月19日確認時点)。つまり「非常食は他店で足す」が前提になります。

足す側の候補として、アルファ化米は扱いやすい部類です。サタケフードビジネスの「マジックライス 12食セット」は商品ページ表示の重量が1,026gで(2026年8月19日確認時点)、12食ぶんがこの重さに収まります。ごはんは水かお湯を注いで戻す形式なので、ガスと電気が止まった状態でも作れる余地があります。12食という数量は、1人が1日1食ずつ食べるなら12日ぶん、4人家族が1日1食ずつなら3日ぶん。ニトリのカテゴリに存在しない「食べる物」の穴を、まとめて埋められる単位です。

ただし、アルファ化米には「戻す時間」と「注ぐ水」が要ります。停電直後の数時間や、避難所に移動している最中は、封を切ってすぐ食べられるものが別に要る場面が出てきます。この役割を担うのが、調理不要で軽いタイプの備蓄です。

大塚製薬の「カロリーメイト ロングライフ チョコレート味」は1箱48.5g。50gに満たない重さですから、リュックの隙間にも、寝室の引き出しにも、車のダッシュボードにも分けて置けます。アルファ化米が「腰を据えて食べるごはん」だとすれば、こちらは「動きながらつなぐ一口」。役割が違うので、どちらか一方ではなく両方を少量ずつ持つほうが、実際の使い勝手には合います。

保存水:置いてあるのは「容器」で、中身ではない

ニトリで水まわりとして買えるのは、折り畳み水タンク12L、たためるバケツ、ウォーターコンテナバッグといった空の容器です。これらは給水車が来たときに水を受け取り、家まで運ぶための道具であって、飲む水そのものではありません。5年保存水のようなペットボトル飲料水は、カテゴリでもサイト内検索でも該当がありませんでした(2026年8月19日確認時点)。

ここを混同すると、備蓄の帳尻が大きく狂います。水タンクが12L入るからといって、家に12Lの水があることにはなりません。容器の容量は「運べる量」であって「持っている量」ではないのです。断水が起きて給水拠点が動き出すまでの時間は、容器では埋められません。

中身として置いておくなら、長期保存を前提にしたペットボトルが管理しやすい選択です。アイリスオーヤマの「長期保存水 2L」は1本2,000g、2L×6本のセット単位で扱われています。6本で12Lなので、先ほどの折り畳み水タンク12Lとちょうど同じ量。容器と中身の関係を体感でつかむには、この対応が分かりやすいと思います。

防災ラジオ:単体商品を特定できなかった

ニトリの防災特集ページの本文には「携帯ラジオなど」という言及があります。しかし今回の調査範囲(サイト内検索とカテゴリ一覧)では、単体の防災ラジオ商品ページを特定できませんでした。存在しないと断定はできず、確認できなかったというのが正確な状態です(2026年8月19日確認時点)。

停電時の情報源は、スマートフォンだけに寄せると電池の減りと通信の混雑の両方を抱えます。手回しで充電できるタイプのラジオライトは、その依存を1本減らす道具です。クマザキエイムの「手回し充電ラジオライト SL-091」は、ラジオと明かりを1台にまとめた製品。重量は公式に記載が見当たらないため、ここでは触れません。持ち出し袋に入れる場合の重さは、公式サイトで最新情報をご確認ください。

個人属性に紐づく備え:そもそも小売の守備範囲外

最後に、どの店にも売っていないものがあります。

  • 持病の薬(処方薬は当然ながら本人のもの)
  • お薬手帳のコピー、または撮影した画像
  • 現金(小銭を含む)
  • 家族の連絡先を書いた紙のカード
  • 健康保険証や身分証の写し

ここは「買い足す」ではなく「用意する」領域です。セットを買った日に、空いているポケットへ紙とお金を入れる。この一手間だけは、通販のカートでは片づきません。

公的な必要量に当てはめると足りない量が見える

必要量の目安とは、行政が公表している「これくらいは要る」という数字のことです。この記事では次の4つを物差しに使います。

この記事で使う公的な目安

  • 飲料水:1人1日あたり3リットル(飲用・調理用の合計/農林水産省)
  • 備蓄日数:最低3日分、できれば1週間分程度(農林水産省)
  • 携帯トイレ:1人1日あたり平均5回、1回あたり約300ml(内閣府ガイドライン)
  • 家具固定:ネジ止め式が最も効果が高い(東京消防庁)

ニトリの商品を目安に突き合わせる

備えの項目 公的な目安 ニトリで買えるか 公表値から埋まる量 足りない分をどうするか
飲料水 1人1日3L/最低3日 容器のみ(折り畳み水タンク12L等) 0L(中身の取扱いが無い) 長期保存水を他店で用意する
食料 最低3日分、できれば1週間分 取扱いが見当たらない 0食 アルファ化米・調理不要の補助食を他店で用意する
携帯トイレ 1人1日5回 買える(ETK-01N 10個入り) 1箱=10回分(1人2日分) 人数×日数から必要箱数を出して買い足す
持ち出し袋 買える(30点/35点セット) リュック本体+30〜35点 中身の食料・水を自分で追加する
家具固定 ネジ止め式が最も効果的 買える(粘着式・ポール式・金具) 器具は揃う 設置場所と方式の組み合わせを決める

この表の左半分は「ニトリの得意分野」、右半分は「他で足す作業」だと読んでください。ニトリで埋まるのは容れ物と衛生・耐震まわりで、生命線である水と食料の欄には0が並びます。上位記事の多くが商品紹介で止まっているぶん、ここを自分で計算しておく価値は大きいはずです。

わが家の必要量シート(書き込み式)

紙に写すか、スマートフォンのメモに貼りつけて使ってください。空欄を埋めるだけで、買い足す量が出ます。

ステップ1:人数と日数を決める

家族の人数 ___人 / 備える日数 ___日(最低3日、できれば7日)

ステップ2:3つの必要量を出す

  • 飲料水:3L × ___人 × ___日 = ___L → 2Lボトルなら ___本(Lを2で割る)
  • 携帯トイレ:5回 × ___人 × ___日 = ___回 → ETK-01N(10回分)なら ___箱(回数を10で割り、端数は切り上げ)
  • 食料:___人 × ___日ぶん(何をどれだけ食べる家かで中身は変わるので、まず日数を確保する)

ステップ3:手持ちを引く

すでに家にある本数・箱数を引き算して、残りが買い足す量です。

記入例(大人2人+子ども2人の4人、3日)

  • 飲料水:3L × 4人 × 3日 = 36L → 2Lボトル18本
  • 携帯トイレ:5回 × 4人 × 3日 = 60回 → ETK-01N なら6箱

数字を並べただけでは実感が湧かないので、置き換えてみます。36Lは2Lのペットボトル18本、6本入りのケースにして3箱ぶんです。玄関の土間にケースを3つ積むと、それなりに場所を取ります。携帯トイレ6箱のほうは、1箱が幅12.5×奥行12.5×高さ12cmで約440g。手のひらに載る立方体が6つと考えれば、押し入れの一角で収まる体積です。

ここで気づく方も多いと思います。防災用品30点セットに入っている携帯用トイレは3回分。60回という必要量に対しては、5%ほど。セットは「最初の数時間をしのぐ道具」であって「3日を過ごす在庫」ではないと割り切ったほうが、買い足しの判断は速くなります。

6箱ぶんの携帯トイレや水のケースを1か所に積むと、その部屋に入れなくなったときに全部使えません。置き場所は分けるのが基本で、目安の配分は防災グッズの収納場所は4か所に分散が基本(配分表)で整理しています。

家具の転倒防止には効果の順序がある

家具転倒防止とは、揺れで家具が倒れたり動いたりしないよう、床・壁・天井のいずれかと家具をつなぐ工事や器具のことです。方式が複数あり、公的機関はその効果に順序があると示しています。

寝室の本棚を見上げてみてください。天井までの隙間が拳ひとつぶんくらい空いていて、上の段には重い本が並んでいる。この状態で夜中に強い揺れが来たら、と考えると、まず手を打つべき場所がどこかは見当がつくはずです。

公的機関が示す順序と、ニトリで買える器具の対応

東京消防庁は、家具の固定について次のように示しています。ネジ止め式(L型金具など)が最も効果が高く、賃貸などでネジ止めができない場合は、ポール式(突っ張り棒)とストッパー式または粘着マット式を2つ組み合わせることでL型金具と同等の効果が得られる、という考え方です。

順位 固定方式 ニトリで買える器具の例 向く住まい 補足
1 ネジ止め式(L型金具) 転倒防止金具 持ち家・壁に穴を開けられる 公的機関が最も効果が高いと示す方式
2 ポール式(突っ張り棒)+ストッパー式/粘着マット式の組み合わせ 突っ張り棒+不動王(8750194)など 賃貸・穴を開けられない 2つ併用でL型金具と同等の効果とされる
3 粘着式・ポール式の単独使用 不動王のみ、突っ張り棒のみ 暫定対応 組み合わせを前提にした方式を単独で使う形になる

言い換えると、賃貸だから諦める必要はないということ。ただし「1つ付けたから安心」ではなく「2つ併せてようやく同等」という順序を、買う前に頭に入れておく必要があります。粘着マットだけを貼って対策済みにしてしまうのが、いちばんもったいないパターンです。

ニトリで買える「家具転倒防止器具 不動王」(品番8750194)は、幅12.7×奥行8.6×高さ8.5cm、素材はABS樹脂とポリウレタンフォーム、重量は約100gと公表されています。メーカーは、震度7相当の条件でUR都市機構技術研究所での実証実験を実施し、家具の高さ215cmまで・重さ150kgまでの対応を確認したとしています(2026年8月19日確認時点)。この上限を超える家具に使う想定の器具ではない、という読み方が正しい使い方です。

わが家の家具、どの方式にするか(判定リスト)

  • 壁にネジを打てる住まいか(持ち家/大家の許可あり)→ 該当するならネジ止め式を第一候補にする
  • ネジが打てない → 突っ張り棒と、ストッパー式または粘着マット式の2種類を用意する
  • 家具の高さは215cm以下か、重さは150kg以下か → 不動王の公表対応範囲に収まるか確認する
  • 天井が石膏ボードだけで、突っ張り棒を強く突っ張ると凹まないか → 当て板の要否を確認する
  • 寝ている位置に倒れてくる家具か → 該当するなら、その1台を最優先で固定する
  • 扉つきの収納は、中身が飛び出さないよう扉側の対策も要るか

器具を付ければ家具が倒れなくなる、と断言できるものではありません。効果は家具の形状・重量・設置面の状態・施工の丁寧さで変わります。方式の選び方と施工の詳細は、東京消防庁など公的機関の案内をご確認ください。

ニトリで揃えるのが向かないケースもある

向き不向きとは、店の良し悪しではなく、その人の条件と品揃えが噛み合うかどうかの問題です。次のようなケースでは、ニトリ以外を先に見たほうが早く終わります。

  • 今日中に食料と水まで含めて一式そろえたい→ 食料と水が同じ買い物カゴに入らないため、結局2店舗を回ることになる
  • アレルギー対応食や離乳食が必要→ 個人の条件に紐づく食品は、専門の売り場で選ぶほうが選択肢が広い
  • 持ち出し袋の重量を厳密に管理したい→ セットは点数と総重量の公表が中心で、個々の内容物の重量までは追えない
  • 今すぐ現物が必要→ 主力セットが在庫なしになることがある(2026年8月19日確認時点でも該当)

店にはそれぞれ得意分野があります。無印良品は日用品の延長で備えを組む発想が強く、100円ショップは小物を数で押さえるのに向く。ニトリは収納家具と耐震まわりに厚い。この違いを踏まえて分担させると、無駄買いが減ります。それぞれの線引きは無印良品で備える防災(買う物と他で足す物の線引き)100均の防災グッズはどこまで使えるか(買っていい物・やめる物)で個別にまとめています。

そなえぐらし管理人
「1店舗で完結」を売りにしたほうが記事としては読みやすいのですが、カテゴリを追った結果そう書けませんでした。ニトリは持ち出し袋と耐震の担当、食料と水は別の担当。この分業を最初に決めておくほうが、あとで慌てずに済みます。

ニトリの防災グッズについてよくある質問

Q. ニトリの防災セットだけで備えは完成しますか。

A. 完成しません。防災グッズ・耐震グッズカテゴリに非常食と保存水の取扱いが見当たらないため(2026年8月19日確認時点)、水と食料は別途用意する必要があります。持ち出し袋・衛生用品・耐震器具の部分はセットで大きく前進します。

Q. ニトリビジネス扱いの防災セットは、個人でも買えますか。

A. 買えます。ニトリビジネスは法人向けのブランド名ですが、ニトリネットのカートに入れて自宅への配送を選ぶ導線が生きていることを確認しています(2026年8月19日確認時点)。ただし取扱条件は変わる可能性があるため、注文前に公式サイトの表示をご確認ください。

Q. 携帯トイレは1箱あれば足りますか。

A. 人数と日数によります。内閣府のガイドラインが示す目安は1人1日あたり平均5回なので、10回入りの1箱は1人で2日分、4人家族なら半日分の計算になります。上の計算欄で人数×日数を出してから箱数を決めてください。

Q. 賃貸で壁にネジを打てません。転倒防止はどうすればよいですか。

A. 東京消防庁は、ネジ止めができない場合にポール式(突っ張り棒)とストッパー式または粘着マット式を2つ組み合わせることで、L型金具と同等の効果が得られるという考え方を示しています。1種類だけで済ませない点が要点です。

Q. ニトリに防災ラジオはありますか。

A. 特集ページの本文には「携帯ラジオなど」という言及がありますが、今回の調査範囲では単体の商品ページを特定できませんでした(2026年8月19日確認時点)。無いと断定はできないため、最新の取扱いは公式サイトでご確認ください。

まとめ:今日やることは1つでいい

ニトリで揃うのは、持ち出す袋・体を守る道具・排泄をしのぐ袋・家具を止める器具。揃わないのは、飲む水と食べる物、そして薬や現金といった個人に紐づく備えです。この2つを別の担当だと決めた時点で、備えは前に進み始めます。

今日やることを1つだけ選ぶなら、わが家の必要量シートの空欄を埋めることです。人数と日数を書いて、水のリットル数とトイレの回数を計算する。買い物はそのあとで構いません。

  1. 人数と日数を書く。最低3日、できれば7日。この2つの数字がすべての起点になります。
  2. 水とトイレの必要量を計算する。3L×人数×日数、5回×人数×日数。手持ちを引いて、買い足す量を出します。
  3. 買う場所を2つに分ける。袋と耐震器具はニトリ、水と食料は別の店。カートを分けてから注文します。

なお、防災用品は8月から9月にかけて値動きしやすい時期があります。急ぎでなければ、防災の日セールで買うもの(8〜9月に安くなりやすい時期)を見てから買う順番を決めるのも手です。

ニトリで揃わない食料と水をどこで足すかは非常食のおすすめはどれ?種類別の選び方まとめ保存水おすすめ比較(1Lあたり単価で選ぶ)に、買う時期は防災の日セールで買うものにまとめてあります。

参考・出典

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この記事を書いた人

登山が趣味の会社員。山で非常食を食べてきた経験から「食べ慣れないものは災害時つらい」と実感し、家庭の備蓄を見直し中です。実際に買って食べたものだけ「おすすめ」と書きます。失敗も隠しません。

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