災害用のゴミ袋・防臭袋は何枚いる?サイズ別の用途と、人数×日数で決める枚数

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災害用の袋は2種類あって、枚数の出し方が別です。携帯トイレの中身を包む防臭袋は「人数×1日5回×日数」の回数から、生活ごみをためる家庭用のゴミ袋は「1日に出る袋の数×収集が止まる日数」から出します。4人家族の3日分なら、防臭袋は60枚、ゴミ袋は1日1袋の家で3枚に予備を足した数が出発点です。人数・トイレの方式・住まいで変わるので、下の表で自分の条件の行を探してください。買い足す袋の候補は表の下にあります。

目次

人数×日数の早見表|防臭袋は何枚いる?

世帯人数 3日分 7日分 14日分
1人 15枚 35枚 70枚
2人 30枚 70枚 140枚
3人 45枚 105枚 210枚
4人 60枚 140枚 280枚

1人1日5回で計算した、1回ごとに使う防臭袋の枚数です。31日分は1人155枚・2人310枚・3人465枚・4人620枚。ゴミ袋(45L)は、1日1袋の家なら日数と同じ枚数(3日で3枚、7日で7枚、31日で31枚)に予備を足します。

条件で変わるところ

あなたの条件 防臭袋 ゴミ袋 先に決めること
携帯トイレのセットがある 表の枚数から、セットに入っている袋を引く 変わらない 手持ちが何回分かを数える
ゴミ袋で自作トイレにする 1回に内袋1枚+便器用1枚 回数ぶんの45Lを多めに 回数ぶんの袋を数える
マンション 表のとおり 置き場所は室内。ベランダは共用部分で避難経路 室内に置ける量を先に決める
戸建て(庭に一時保管できる) 表のとおり 置き場所に余裕があり、70L・90Lも使いやすい 保管場所を庭のどこにするか

トイレの回数は内閣府のガイドラインの1日5回が土台です。携帯トイレ本体を何回分そろえるかは簡易トイレは何回分必要?1人1日5回×人数×日数の計算式と早見表で計算できます。

防臭袋が足りないとき

防臭袋だけが足りないときは、クリロン化成の「BOS 臭わない袋 ストライプ Lサイズ」が候補になります。メーカー公式の表記は30×40cm・90枚入(2026年11月3日確認)です。BOSの非常用トイレセットが1回分に使う臭わない袋は35×50cmなので、使う携帯トイレが30×40cmに収まるかは手持ちの品で確かめてください。90枚は、上の表と照らすと1人なら18日分、4人家族なら4日半分にあたります。

製品名に「臭わない」と入っていますが、防臭の程度は使い方や中身によって変わります。メーカーは災害対策ページで、袋にカレー粉を入れて密閉容器に保管し、臭気を測った実験の結果を載せています(2026年11月3日確認)。メーカーが防臭をうたっている袋、という理解で選んでください。

日数は何日見込むか

日数の目安は、直近の実績から取れます。令和8年熊本地震(2026年7月28日16時27分、気象庁暫定値でM7.1、熊本県宇城市と氷川町で震度7)では、最大で約10万8千戸が断水しました。そしてすべての水道本管の応急復旧が完了したのは8月28日、発災から31日後です(産総研 地質調査総合センター、国土交通省 報道発表資料・2026年11月3日確認)。1週間ではなく1か月。袋の枚数を考えるときは、この幅を頭に置いておくと数字がぶれません。

防災庁は2026年11月2日に「事前防災徹底のための緊急要請」を発出しました。防災大臣名の「国民のみなさまへ」には、最低3日間、できれば1週間分の水や食料を備蓄することに加えて、携帯用トイレやティッシュ、トイレットペーパー等の生活用品も備えておきましょう、とあります(2026年11月3日確認)。

災害で要る袋は2種類ある

災害用の袋とは、排泄物を1回ずつ密閉するための防臭袋と、生活ごみをためておくための家庭用ゴミ袋という、役割の異なる2種類の消耗品である。どちらも「ポリ袋」と呼ばれますが、備える理由も枚数の決め方も別です。

防臭袋の役割は、量ではなく回数に紐づきます。トイレに1回行けば1枚使う。だから家族の人数と日数が決まれば、必要な枚数はほぼ機械的に出ます。一方のゴミ袋は、生ごみ・使ったウェットティッシュ・食器代わりに使ったラップ・空き容器といった生活ごみをためるためのもので、こちらは収集が止まっている日数に紐づきます。回数では数えられません。

防臭袋の枚数はトイレの「回数」から逆算する

防臭袋とは、使用済みの携帯トイレや汚物を1回分ずつ包み、口を結んで密閉するための小型の袋である。枚数は次の式で出ます。

防臭袋の必要枚数

世帯人数 × 1日のトイレ回数 × 備える日数 = 1回ごとに使う袋の枚数

さらに、その袋を3〜5回分ずつまとめる「まとめ袋」を、上の枚数 ÷ 4 枚ほど別に用意します。

1日のトイレ回数は、内閣府「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」(令和6年12月改定)に基づきます。同ガイドラインは、備蓄や災害時用トイレの確保計画をつくるとき、トイレの平均的な使用回数を1日5回として計算するよう示しています(原典PDF・2026年11月3日確認)。避難所向けの指針ですが、この記事でも同じ5回で計算し、早見表は前の章に置いてあります。

4人家族で31日を見ると620枚。かなりの数に見えますが、ここで大事なのは全部を単品の袋でそろえる必要はないということです。携帯トイレのセット商品には、たいてい1回分の袋が回数と同じ枚数だけ入っています。だから実際に買い足す枚数は「必要枚数 − 手持ちのセットに入っている袋の枚数」になります。

そなえぐらし管理人

620枚と聞くとげんなりしますよね。でも31日分をいきなり買う必要はないんです。まず3日分を用意して、次の買い物で7日分、余裕が出たら14日分。足りない枚数を引き算していくだけなので、数え直すたびに減っていきます。

携帯トイレ本体もそろえるなら

携帯トイレ本体もまだ持っていない場合は、袋・凝固剤・外袋がそろったセットのほうが計算が早く済みます。クリロン化成の「BOS 非常用トイレ」50回分は、メーカー公式の商品ページで、臭わない袋BOS(白)35×50cmを50枚、凝固剤50袋(10g/袋)、汚物袋(黒)70×70cmを50枚、便器カバー(青)65×80cmを2枚という構成です(2026年11月3日確認)。同じページは、1日5回で計算すると1人で3日分が15回分、2人で3日分が30回分、4人で2.5日分が50回分としています。

このセットが便利なのは、汚物袋が50回分に対して50枚、つまり1回1枚の配分で入っている点です。先ほど「まとめ袋は必要枚数÷4」と書きましたが、セット品はもっと余裕のある配分になっている、ということになります。便器カバーが2枚だけなのは、これが繰り返し使う前提の部材だからです。


ゴミ袋の枚数は収集が止まる「日数」から逆算する

家庭用のゴミ袋とは、収集が再開するまでのあいだ、生活ごみを家の中で保管しておくための容器である。ふだんは「出すための袋」ですが、災害中は「ためるための袋」に役割が変わります。ここが枚数の考え方を変えるポイントです。

朝、生ごみを袋に入れて玄関に置く。いつもならその日の収集で消えるはずのものが、消えません。翌日また1袋。3日目にはもう置き場所を考えはじめます。ゴミ袋の必要枚数は、この「消えない日数」の関数です。

ゴミ袋の必要枚数

ふだん1日に出る袋の数 × 収集が止まる想定日数 + 予備

ふだんの排出量がわからないときは、1日1袋(45L)から始めるとずれにくいです。

1日1袋で31日なら31枚です。ふだんの排出量しだいで増減するので、まず自宅で1日に出る袋の数を数えてから、日数を掛けてください。

45L・70L・90Lをどう振り分けるか

問題は、この30枚前後を全部45Lでそろえていいのかという点です。答えは「ノー」です。災害中のゴミ袋には、ためる以外に少なくとも3つの仕事が発生します。ためた袋を二重にする仕事、バケツや便器にかぶせる仕事、そして水や大型のごみを運ぶ仕事。サイズが1種類だと、このどれかで無理が出ます。

サイズ 寸法の目安 災害中の主な仕事 1か月想定の目安枚数
45L 650×800mm前後(厚み0.020〜0.03mm) 日々の生活ごみをためる主力。ふだんのごみ出しと同じ寸法 30〜45枚
70L 約800×900mm ためた45L袋を二重にする外袋。バケツや便座にかぶせる 10枚前後
90L 約900×1,000mm 災害ごみ、たたんだ段ボール、水を運ぶときの外装 5枚前後

寸法と厚みは日本サニパック公式サイトの商品一覧の表記(2026年11月3日確認)。厚みは商品ごとに違い、公式の一覧では、45Lに厚み0.020〜0.03mmの品、70Lに0.025〜0.04mmの品、90Lに0.025〜0.05mmの品があります(一覧の1ページ目の範囲)。厚みを重視するときは、商品ページの表示で選んでください。

枚数の合計は45〜60枚。防臭袋の620枚と比べると桁が1つ違いますが、それぞれ別の理由から出た数字なので、比べる意味はありません。2種類を分けて計算するのはこのためです。

ちなみに、収集が再開したあとの出し方は自治体ごとに指示が変わります。通常ごみと災害ごみの分け方、出せる曜日、仮置き場の場所。このあたりは災害ごみの出し方で整理しています。ためている段階から分けておくと、再開したときに袋を開け直す手間がなくなります。

サイズは「1回分か、まとめるか、かぶせるか」で決まる

袋のサイズ選びとは、その袋にさせたい仕事が「1回分を包む」「数回分をまとめる」「容器にかぶせる」のどれなのかを決める作業である。容量のリットル数から選ぶと、たいてい大きすぎるか小さすぎます。

袋のサイズと向いている仕事を対応づけた図。左に30×40cm、50×70cm、45L、70L、90Lを縦に並べ、右へ矢印で1対1に結んで、30×40cmは使用済みの携帯トイレ1回分を包む、50×70cmは1回ぶんの袋を数枚まとめる外袋、45Lは日々の生活ごみをためる、70Lはバケツや便座にかぶせる、90Lは大型のごみをまとめる、と示している。

BOSの「臭わない袋 ストライプ」には、先に挙げた30×40cmのLサイズのほかに、50×70cm・30枚入の20Lサイズがあり、公式サイトでは災害用途の表記が付いています(2026年11月3日確認)。この2つは競合しません。30×40cmは1回分を包む袋、50×70cmはその袋を数枚まとめて入れる外袋、という関係です。前の章で「まとめ袋は必要枚数÷4」と書いた枠に、この50×70cmがそのまま収まります。

家庭用ゴミ袋のほうでサイズより見落としやすいのが厚みです。日本サニパックの公式の商品一覧では、45Lの指定ごみ袋に厚み0.020mmの品と0.03mmの品があります。数字だけ見ても差は分かりにくいのですが、薄いほうは、水を含んだ生ごみを1週間ためたあとの持ち上げ方に気を使います。ためる用途に回す袋は、ふだんのごみ出し用より厚いものを選んでおくと安心です。

用途を絞った携帯トイレという選択肢

袋のサイズを考えていくと、「1回の量が少ない用途なら、そんなに大きな袋は要らない」という発想も出てきます。株式会社ファンデクセルの「Qbit どこでも携帯トイレ 小便用」は、公式商品ページの表記でMサイズ・6回分(2回分×3袋)(2026年11月3日確認)。名前のとおり小便用に特化した製品で、2回分入りの袋が3つ入った構成です。

この形が向くのは、家の備蓄とは別に持ち歩くぶんです。6回分という単位は、車のダッシュボードや通勤かばんに入れておいて、帰宅困難になったときの数回をしのぐのにちょうど合います。家に置く大容量セットと、外に持ち出す小容量。役割を分けると、どちらも枚数が読みやすくなります。


袋はトイレ以外にも使う

災害時のポリ袋とは、ごみを入れる道具というより、水と汚れを仕切るための汎用資材である。だから枚数の計算に、トイレとごみ以外の用途ぶんを少し足しておく必要があります。

日本サニパックの公式解説では、ゴミ袋で簡易トイレを自作する手順として袋を2段に使う方法が示されています。便器にかぶせる防水用の袋を1枚敷き、その上に用を足す内袋をかぶせます。使ったあとに取り外して結ぶのは内袋だけで、便器用の袋は敷いたまま、次は新しい内袋をかぶせます(2026年11月3日確認)。市販の携帯トイレを買い足せなかった日は、1回につき内袋1枚で数えます。

  • 水を運ぶ:45L・70Lの袋をリュックや段ボールの内側に入れて水を入れる。袋だけで持つと破れます
  • 食器の代用:皿にポリ袋をかぶせて盛りつけ、食べ終わったら袋だけ捨てる。洗う水が要らなくなります
  • 体の清潔:使ったウェットティッシュや汚れた衣類を小さい袋に分けて口を結ぶ。においの出方が変わります
  • 雨具・保温:大きい袋に頭と腕の穴をあけて羽織る。ただし乳幼児には使いません

4つのうち、袋で代用しないほうがいいのが「水を運ぶ」です。水は1リットルで約1kgですから、45Lのポリ袋を満水にすれば約45kg。持ち上げられる重さではないうえ、取っ手のない袋は抱えた瞬間にずり落ちます。段ボールやリュックの内側に入れて支える前提でも、鋭い角が当たれば一箇所で破れて全部失います。運ぶ用途だけは、はじめから専用の袋に置き換えたほうが失敗が少ないと考えてください。

専用品の例として、サンウエイのリュック型ウォーターバッグ ST-96 は、メーカー公式サイトで容量6L・本体が3層フィルム(PE/PA/PET)・キャップと給水口はPE・持ち手PE・紐はポリエステル、未使用時は約36.5×33cmと公表されています(2026年11月3日確認)。リュックとしても手持ちとしても使える2WAYで、6Lなら満水でも約6kg。メーカー公式の掲載は6L・入り数100個で、カードの商品は2個セットです。ポリ袋を水運搬から外して、袋の枚数はごみと排泄物の2用途だけで数える——このほうが計算が単純になります。


食器と調理の回し方は断水中の食器と調理|ラップとポリ袋で水を使わない食事の回し方に、体の清潔を保つ品目と必要数は災害時の衛生用品リスト|断水の復旧日数から品目別の必要数を積み上げるにまとめています。どちらも袋の消費量に効いてくるので、枚数を最終決定する前に一度目を通しておくと、あとから足す手間が減ります。

衛生状態や感染症の予防について、この記事は具体的な医学的判断をしません。汚物の扱いや消毒の方法は、環境省・厚生労働省と、住んでいる自治体が出す案内に従ってください。発災時は自治体が個別の指示を出すことがあり、その指示が最優先です。

多めに買って困らない袋と、困る袋がある

災害用の袋の在庫とは、使わなければ日常のごみ出しに回せる消耗品と、回せない専用品に分かれる在庫である。この線引きを知っておくと、買う量で迷わなくなります。

多めに持っても困らないのは、家庭用のゴミ袋(45L・70L・90L)です。使わずに済んだぶんは、ふだんのごみ出しでそのまま消費できます。指定ごみ袋制の自治体なら、指定袋をふだんより1〜2か月ぶん多く持っておくだけで備蓄になります。在庫が「余る」という状態にならないのが、この3サイズの強みです。

次に困らないのが、凝固剤つきで保存年数が明示されている携帯トイレセットです。保存年数の表示が長いものは、買い替えの周期が長くなるぶん管理が楽になります。ただし表示年数はメーカーによって考え方が違い、開封後の扱いも別です。各社の公表値を1社ずつ確かめた結果は携帯トイレに使用期限はある?メーカー8社の公表値を1社ずつ確かめたにまとめました。

保存年数の長い大容量タイプの例として、下のカードの「非常用トイレ PREMIUM」は、商品名で100回分・15年保存をうたっています。「PREMIUM」のように名前が似た防災トイレは並びやすいので、名前だけで同じものだと判断せず、販売ページで製造販売元の会社名と型番を確かめてから選んでください。

100回分という単位は、1日5回の計算で言えば1人なら20日分、4人家族なら5日分です。大容量に見えて、家族分で割ると意外に短い。この製品を検討するなら、販売ページに製造販売元の会社名が明記されているかを先に見てください。会社名が書かれていない販売ページは、それ自体が判断材料です。


反対に、買いすぎると困るものもあります。便器カバーや専用フレームのような部材は、繰り返し使う前提なので枚数を増やしても意味がありません。BOSのセットが50回分に対して便器カバー2枚だったのは、そういう理屈です。それから防臭袋の大きいサイズも、1回分を包む用途では余ります。50×70cmを100枚買うと、『必要枚数÷4』の目安で400回分、4人家族でも20日分にあたります。3日分の備えとしては多すぎる量です。

買う順番

  • 45Lのゴミ袋を、ふだんの1〜2か月ぶん多めに(余っても消費できる)
  • 1回分を包む小さい防臭袋を、3日分から(表で必要枚数を出して、手持ちのセット分を引く)
  • 70L・90Lを各5〜10枚(かぶせる・運ぶ用。1袋単位で買える)
  • まとめ袋(50×70cmクラス)を、必要枚数÷4を目安に

使用済みの袋の置き場所は先に決めておく

使用済みの袋の置き場所とは、収集が再開するまでのあいだ、密閉した袋を人の生活動線から外して置いておく場所である。枚数がそろっていても、置く場所が決まっていないと結局玄関に積むことになります。

候補になりやすいのがベランダですが、ここは避けてください。マンションのベランダは多くの場合、共用部分の扱いで、火災時の避難経路にもなっています。物を積むと自分と隣の住戸の逃げ道をふさぎます。何を置いてよくて何がだめなのかはマンションのベランダに置いてはいけない物で規約の考え方から整理しています。

置き場所と保管の期間、自治体の分別区分への合わせ方は、自治体の指示で変わります。内閣府のガイドラインは、避難所では使用済み携帯トイレの保管場所を確保して清潔に管理すること、ごみ処理担当は長期間留めないよう定期的な回収を手配することを示しています(2026年11月3日確認)。家庭での具体的な手順は使った簡易トイレはどう保管して捨てる?ごみ収集が止まる期間の置き場所と分別にまとめてあります。

この記事が当てはまらないケースもある

この計算が合わないケースとは、「家にとどまる」「水で流せない」「収集が止まる」という3つの前提のどれかが崩れる状況である。当てはまる方は、枚数の出し方を変えてください。

この記事の計算が向かない場合

  • 発災直後に避難所へ移る前提の方:避難所ではトイレも収集も施設側の運用になります。持ち出すぶんの数日分だけを数えれば足ります
  • 浄化槽や汲み取り式の住宅:断水と復旧の関係が上水道の家とは違います。管理業者や自治体の案内が優先です
  • 介護や医療的ケアが日常にある世帯:おむつ・カテーテル関連・医療廃棄物は回数も分別も別枠です。かかりつけ機関の指示に沿って別に数えてください
  • 1〜2日で収集が戻る地域だと分かっている方:31日を前提にする必要はありません。3日分の列で足ります

それから、この記事の日数はあくまで令和8年熊本地震という1つの事例から取った幅です。地震の規模、水源の被害、地形、季節。どれが変わっても復旧の日数は変わります。31日は「短くはない例が実際にあった」という意味の数字で、あらゆる災害の上限ではありません。

よくある質問

よくある質問とは、枚数を計算し終えた人が最後に引っかかる、運用の細部についての疑問である。

防臭袋と普通のポリ袋は、置き換えられますか

1回分を密閉するという点では、普通のポリ袋でも二重にすれば代わりになります。ただし、においの抑え方は製品ごとに違い、どれが優れていると言い切れるものではありません。数がそろっていない防臭袋より、数がそろっている普通のポリ袋のほうが実用的という判断はあり得ます。まず枚数を満たして、余裕が出たら1回分を包む袋だけを防臭タイプに替える、という順番が現実的です。

ゴミ袋は指定ごみ袋でないとだめですか

収集が再開したあとに出すぶんは、自治体の指定に従う必要があります。一方、家の中でためている段階の袋の扱いは、自治体の案内で確かめてください。ためる袋と出す袋を分けて考えると無駄が出ません。指定袋制の地域なら、指定袋をふだんより多めに持っておくのが結局いちばん取り回しがよくなります。

手持ちの袋から、買い足す枚数を出す

買い足す枚数は「必要枚数 − 手持ちの枚数」で決まります。家にある袋を、1回分を包む小さい袋・45Lクラス・70L以上に分けて数え、早見表の枚数から引いてください。いきなり31日分をそろえる必要はなく、3日分、7日分、14日分と積み上げれば足ります。早見表は買い物リストではなく、今どこまで来たかを確かめる物差しです。

計算の例|4人家族・3日分

  • 防臭袋は60枚が必要。携帯トイレのセットが30回分あるなら、足すのは30枚
  • 45Lのゴミ袋は、1日1袋の家なら3枚に予備を足す。手持ちが10枚あれば足りている
  • 足りていれば、7日分の列で同じ引き算をする

参考にした資料と確認日

この記事で数値の根拠にした資料とは、公的機関の発表とメーカー公式の表記に限った一次情報の一覧である。確認日はすべて2026年11月3日です。

製品の仕様・内容量は変わることがあります。購入前に販売ページとメーカー公式サイトの表示をご確認ください(公式ページの確認日は2026年11月3日)。

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この記事を書いた人

登山が趣味の会社員。山で非常食を食べてきた経験から「食べ慣れないものは災害時つらい」と実感し、家庭の備蓄を見直しています。記事は、国・自治体の資料とメーカーの公表値を1つずつ開いて確かめて書いています。自分で使っていない商品を、使ったようには書きません。

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