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エコキュートの凍結は、電源(ブレーカー)を切らず、浴槽に残り湯を残し、外気温が0℃以下になりそうな夜は蛇口から少量の水を流すことが、各社の案内に共通する備えです。流す量は、給湯温度を「水」にしてお湯側の蛇口から1分間に約200mL(コロナは約400cc)が目安で、日立だけは「低温」にして、−10℃以下や氷点下が長く続くときの補助として流す案内です。残り湯の目安は循環口から約10cm以上(日立は循環アダプター上端から約5cm以上)で、ふろ配管を自動で守る運転があるのは、日立・パナソニック・ダイキンではフルオートの機種だけ、三菱電機では追いだき・保温のある機種だけです。凍結防止ヒーターが付いている家は、全部のプラグを差します。日立と三菱電機は、保温工事をしていても周りが0℃以下になると配管は凍り、暖かい地域でも凍ることがあるとしています。細かい条件はメーカーと機種で違います。
今朝お湯が出なくて困っている方は、先に凍ってお湯が出ない朝の待ち方を読んでください。溶けても直らない、水が漏れているときの連絡先は修理の相談先にまとめています。この記事は、日立・三菱電機・パナソニック・ダイキン・コロナの公式ページ・よくあるご質問・PDF資料と、開けた範囲の取扱説明書(ダイキンは現行機種、三菱電機は2015年版)を2026年10月29日に確かめて書いています。日立・パナソニック・コロナの現行の取扱説明書全文は開けていません。
エコキュートは周りが0℃以下になると、保温工事をしていても配管が凍る
エコキュートの凍結とは、本体につながる給水・給湯の配管、浴槽とつながるふろ配管、ヒートポンプとタンクをつなぐ配管の中で水が凍り、お湯や水が流れなくなる状態です。日立は「各配管に保温工事がされていても、給湯機周囲の外気温が0℃以下になると、配管が凍結し」、配管や給湯機が破損することがあるとしています。三菱電機も同じ趣旨で、寒冷地だけでなく暖かい地域でも凍ることがあると書いています。
凍ったときに出やすい症状は、日立の資料では次の3つです。
- 蛇口からお湯が出ない
- ふろの湯はりができない
- お湯が沸き上がらない
リモコンには、メーカーごとに番号が出ることがあります。日立はEr24・Er15・HE22、三菱電機はP05(「断水/配管凍結ではありませんか」)、パナソニックはF12・H94・F19・U22、コロナはE14などを挙げています。ただし三菱電機は、P05などの表示は配管の凍結以外でも出ることがあると注意しています。冷え込んでいない日にお湯だけ出ないなら、凍結以外の原因も考えられるので、お湯が出ない・水は出るときの切り分けの順番も見てください。
ガス給湯器の凍結は手順が違うため、ガス給湯器が凍結したときの対処と予防で分けて書いています。家の水道管そのものの凍結は水道管の凍結対策へ。
凍ってお湯が出ない朝は、熱湯をかけずに気温が上がって溶けるのを待つ
凍ってお湯が出ないときの基本は、5社とも「溶けるのを待つ」です。そのうえで、待つ間の蛇口の扱いと、お湯をかけてよいかの書き方が分かれています。
- 日立: 自然に解凍するのを待つか、配管にお湯(約40〜50℃)を掛けて解かす。高温のお湯を掛けると配管が破損する場合がある。お湯が出るようになったら、配管に掛けたお湯をふき取る
- 三菱電機: 湯水混合栓のハンドルを湯側にして給湯栓を開け、そのまま解凍するまで待つ
- パナソニック: 給湯栓(お湯側の蛇口)を少し開いて、解凍するのを待つ。日中に気温が上がり、時間を置くと解けて戻ることもある
- ダイキン: 解けるまで待つ
- コロナ: 気温の上昇で自然に解凍するまで待つ。給湯配管にお湯をかけて解凍するのは、配管やバルブの破損の原因になるおそれがあるので「おすすめしません」
お湯をかける方法を案内しているのは、開いた資料の中では日立だけで、温度は約40〜50℃と書いています。コロナもお湯に触れていますが、自然解凍を待つ案内で、お湯をかけるのはすすめない立場です。三菱電機・パナソニック・ダイキンの資料には、お湯をかける方法の記載が見つかりませんでした。熱湯をかけるよう案内しているメーカーはありません。日立の約40〜50℃は日立の機種についての数字です。ほかのメーカーの機種には当てはめず、その機種の取扱説明書に従います。日立の機種でも、温度や掛ける場所に自信がなければお湯はかけず、待つか連絡します。

待つ間にしないことも、各社の資料に書かれています。
- 凍ったまま沸き上げをしない: パナソニックでは、凍った状態で沸き上げるとF12を表示して運転が止まります。日立のHE22も、給水配管が凍ったまま沸き上げなどをして配管に空気がたまったときの表示です
- ブレーカー(漏電しゃ断器)や凍結防止ヒーターを切らない: パナソニックは、凍結のおそれがある時期に異常表示が出たときは、配管が凍って故障が広がる場合があるため、配線用しゃ断器・貯湯ユニットの漏電しゃ断器・凍結予防ヒーターを「切」にしないよう書いています
- 「凍結防止中」の表示が出ている間に残り湯を抜かない: 日立は、この表示が出ているときの排水を「しないでください」としています
エラー表示の消し方は機種で違います。パナソニックのよくあるご質問には、F12などは貯湯ユニットの漏電しゃ断器を60秒以上「切」にしてから「入」にすると表示が消える、とあります。一方で同社は、凍結のおそれがある時期の異常表示は、しゃ断器とヒーターを「切」にせず、対処は行わずにすぐ連絡するよう書いています。凍った朝は自分で試さず、連絡を先にします。日立のEr24はふろ配管の水抜き栓、HE22は逃し弁を操作する手順で、高温のお湯が出る作業です。日立の資料も軍手をはめること、高温のお湯に触れないことを書いています。取扱説明書を見ても分かりにくければ、無理に触らず次の段の相談先に任せます。
溶けても出ない・水が漏れる・エラーが消えないときは、メーカーか販売店・工事店に連絡する
待っても戻らないときの連絡の目安は、メーカーで書き方が少しずつ違います。
- コロナ: 半日待っても改善しない場合や急ぐ場合は、給水専用止水栓を閉じて販売店(工事店)に相談。お湯が出るようになったら、機器や配管から水漏れなどがないか確かめてから使う
- 三菱電機: 解凍を待っても復帰しない場合は、給水配管専用止水栓を閉じて据付工事店(販売店)へ連絡。エラーを解除しても再び出る場合は、給湯機の点検が必要
- 日立: 処置をしても直らない場合は、販売店か日立家電エコーセンターへ。凍って配管や給湯機が破損しているのが分かる場合は、タンク専用止水栓を閉める
- パナソニック: 凍結のおそれがある時期に異常表示が出たら、しゃ断器とヒーターを切らずにすぐ連絡
三菱電機・コロナ・日立(日立は破損が分かる場合)は、「止水栓を閉じてから、販売店・工事店かメーカーの窓口へ」という順番で書いています。パナソニックは、冬の異常表示はしゃ断器とヒーターを切らずにすぐ連絡とあり、ダイキンは開いた取扱説明書とよくあるご質問に連絡の目安が見つかりませんでした。止水栓の場所は機種と工事で違うので、取扱説明書で確かめます。見つからないときは、探し回らずにそのまま連絡して構いません。
ここから先は自分でしない作業です。本体のカバーを外す、配管や部品を分解する、配管を自分で直す、といったことはせず、修理は販売店・工事店かメーカーに任せます。水漏れが続いているときや、エラーが何度も出るときも同じです。
溶けたあとも水漏れやエラーが残るとき
まずはエコキュートのメーカーの修理窓口か、設置した販売店・工事店に連絡します。賃貸住宅やマンションで設備として付いているエコキュートなら、先に管理会社か大家さんへ。連絡の前に、本体の銘板の型番と設置年、リモコンに出ている表示、水が漏れている場所の写真を控えておくと、状況を伝えやすくなります。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県にお住まいなら、【お湯出ない.com】
にも相談できます。合同会社湊住設が運営する給湯器の修理・交換の窓口で、公式サイトでエコキュート・電気温水器の修理・交換・取付を扱い、出張エリアを東京・神奈川・埼玉・千葉と案内しています(2026年10月29日確認)。凍結の修理に対応するかは、トップページには明記が見つかりませんでした。対応地域や内容は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
凍結を防ぐのは4つ:電源・残り湯・蛇口の水・凍結防止ヒーター
ここからは、凍らせないための備えです。メーカー各社の案内を並べると、やることは次の4つにまとまります。数字は社によって違うので、下の比較表と自分の機種の取扱説明書で確かめてください。

電源(ブレーカー・漏電しゃ断器)を切らない
エコキュートは、冷え込むと自分で凍結を防ぐ運転をします。電源を切るとこれが止まるため、冬はブレーカーを切らないのが土台です。コロナは「凍結のおそれがあるときは、電源を切らない」、ダイキンは漏電遮断器を「OFF」にしていると凍結防止運転ができず、製品や配管が破損するおそれがあるとしています。
自動の運転が始まる温度と、守る場所はメーカーで違います。
- 日立: 給湯機の周りの外気温が0℃以下になると、浴槽のお湯を使ってふろ配管と循環ポンプの「凍結防止」運転をする。リモコンに「凍結防止中」と出る
- コロナ: 外気温が約3℃以下になると、ヒートポンプ配管に自動で水を循環させる。もっと冷えるとヒートポンプユニットが動くこともある
- パナソニック: 外気温と配管内の温度が3℃以下になると、ヒートポンプ側の沸き上げポンプが動く
- 三菱電機・ダイキン: 「外気温が下がると」「屋外温度が低くなると」と書き、温度の数字は資料に見つからなかった
この運転のせいで、冬の夜にふろの循環口から水が出たり、沸き上げを止めているのに本体が動いたり、残り湯量の表示が増えたりすることがあります。ダイキン・パナソニック・日立は、これらを凍結を防ぐための動きとして説明しています。
浴槽に残り湯を残す(ふろ配管を守る。機種の条件あり)
ふろ配管は、浴槽の残り湯を自動で循環させて凍結を防ぎます。この運転があるのは、日立・パナソニック・ダイキンの資料ではフルオートの機種です。三菱電機は、追いだきや保温のない機種には凍結予防運転がないと書いています(コロナは機種の条件が見つかりませんでした)。残す量の目安は、約10cm(日立は約5cm)です。ただし測る場所が社によって違います。
- 三菱電機: 浴槽アダプターの中心から約10cm以上
- パナソニック・コロナ: 循環口の中心から10cm以上
- ダイキン: ふろ接続アダプター(循環口)の上から10cm以上(リモコンの設定は不要)
- 日立: ふろ循環アダプター上端から約5cm以上
パナソニックは、外気温が0℃以下になりそうな前日に浴槽にお湯や水をはったままにしておくと凍結予防ができるとしています。三菱電機では、この運転はふろ自動運転が「切」のときに働きます。循環を繰り返すと残り湯は水になるので、翌日は残り湯を抜いてから湯はりをする、という案内です。
浴槽が空のまま蛇口やシャワーで水をためて済ませることについて、日立は「ためないでください」と書き、ふろ配管に空気が残って循環ポンプが空回りし、凍結防止ができない場合があるとしています。三菱電機は、蛇口から入れた場合は凍結予防運転ができないことがあるとしています。
冷え込む夜は、給湯温度を「水」にして蛇口から少量の水を流す
給水・給湯の配管は、水を細く流し続けて守ります。量は日立・三菱電機・パナソニック・ダイキンが1分間に約200mL(日立とパナソニックは「コップ1杯分」、三菱電機は「糸を引く細さ」と書いています)、コロナだけ特に寒いときに1分間に約400cc(太さ約5mm)です。
給湯温度の設定とレバーの向きも、メーカーで違います。パナソニックは一部に「水」に設定できない機種があり、その場合は設定できる下限温度まで下げる(その間はお湯を使う)と案内しています。日立は「水」ではなく「低温」にして、シングルレバーは水側と湯側の中間に、サーモスタット式は40℃前後にします。三菱電機・ダイキン・コロナは「水」にして、レバーをお湯側や最高温度側にします(詳しくは比較表)。
ダイキンは、流しはじめて約30分後にもう一度流量を確かめるよう書いています。設置の状況によって、最後にお湯を使ってから1時間ほどはお湯が出る場合がある、とも書いています。三菱電機の案内では、翌朝に給湯栓を閉じます。
どんな夜に流すかの書き方も分かれます。パナソニック・ダイキン・三菱電機は、外気温が0℃以下になりそうなときに行う案内です。日立は、0℃以下になると自動で凍結防止運転をするので、すべての混合栓から水を出す必要はないとし、外気温が−10℃以下になる場合や長時間氷点下が続く場合に、補助としてどこか1か所から水を出すよう書いています。
凍結防止ヒーターが付いていれば、全部のプラグを差す
配管に巻く凍結防止ヒーターは、本体の部品ではなく工事で付けるもので、付いていない家もあります。日立は「現地準備品」、三菱電機は「市販品」で据付工事店が施工するもの、パナソニックは「プラグの数やコンセントの位置は工事により異なります」とし、凍結のおそれがない場合はヒーターが巻かれていないと書いています。
- 付いていれば、冬の前に全部のプラグを差します。パナソニックは、外気温が低くなると自動でヒーターに通電すると書いています
- 付いているか分からないとき、付いていないときは、販売店・工事店に相談します(日立・パナソニック)
- 凍らない季節になったら、プラグを抜きます(日立・三菱電機・パナソニック・コロナ)
- ダイキンは、配管に水がない状態ではヒーターに通電しないよう書いています
配管の保温材にも目を配ります。パナソニックによると、断熱材が破れていると凍ることがあるので、寒い冬が来るまでに確かめ、破損していれば販売店に連絡します。風が配管に直接当たる場所では、別売の脚部化粧カバーが風よけになるとも案内しています。コロナは、機器の凍結予防の動きだけでは寒さが厳しいときの配管の凍結は防げないとして、すべての配管に保温材を巻くなどの処置を求めています。ふろ配管は、保温材が巻かれていない可能性があるので特に注意が必要、という書き方です。
毛布や市販の凍結防止カバーを本体に掛けてよいかは、開いたメーカーの資料には書かれていませんでした。四国電力は電気給湯機向けの冬の案内で、配管に保温材や布・毛布などを巻くことを挙げていますが、メーカーの文言ではありません。巻くとしても配管までにして、凍結防止ヒーターが付いている配管に重ねてよいかは販売店・工事店に確かめます。ダイキンが日常点検で挙げている「ヒートポンプの吸込口や吹出口をふさがない」は守ります。
メーカー別の比較表:残り湯・水の量・お湯をかけるか・停電・寒冷地
開いた公式資料に書かれていたことを、メーカーごとに並べました。「記載なし」は、開いた資料の中に見つからなかったという意味です。
| メーカー | ふろ配管の残り湯 | 蛇口から流す水 | 給湯温度とレバー | 凍結防止ヒーター |
|---|---|---|---|---|
| 日立 | ふろ循環アダプター上端から約5cm以上(フルオート) | 1分間に200cc。0℃以下は自動運転があり、−10℃以下や氷点下が長く続くときに1か所から | 「低温」。シングルレバーは水と湯の中間、サーモ式は40℃前後 | 現地準備品。付いていればプラグを差す。無ければ販売店・工事店に相談 |
| 三菱電機 | 浴槽アダプターの中心から約10cm以上。ふろ自動「切」のとき作動(追いだき・保温のない機種には無い) | 1分間に200mL程度(糸を引く細さ)。翌朝は閉じる | 「水」(2011年度モデル以前は最低の35℃)。レバーはお湯側、サーモ式は「高」側 | 市販品を据付工事店が施工。不在中も電源を切らない |
| パナソニック | 循環口の中心から10cm以上(フルオートのみ)。0℃以下になりそうな前日に | 1分間に200ml(コップ1杯分) | 「水」。できない機種は下限温度(その間はお湯を使う) | 有無・数は工事による。全部のプラグを差す。低温で自動通電 |
| ダイキン | ふろ接続アダプター(循環口)の上から10cm以上(フルオート)。リモコン設定は不要 | 1分間に200mL程度。約30分後に流量を確かめ直す | 「水」。サーモ式・シングルレバーは最高温度側 | 付いていればコンセントを入れる。配管に水がないときは通電しない |
| コロナ | 浴槽循環口の中心より10cm以上 | 特に寒いとき1分間に約400cc(太さ約5mm) | 「水(表示は--℃)」。レバーは最高温度側 | 使わない季節はプラグを抜く。すべての配管に保温材を巻くなどの処置を求める |
| メーカー | 凍って出ないとき | お湯をかけるか | 停電中の凍結 | 冬に長く家を空けるとき | 使える地域の最低気温(一般地/寒冷地仕様) |
|---|---|---|---|---|---|
| 日立 | 自然に解けるのを待つ | 約40〜50℃のお湯を配管に掛ける方法も案内。高温は破損のおそれ。解けたら拭く | 停電のページに記載なし | 凍結のおそれがある時期の水抜きは販売店・工事店に依頼(有料) | −10℃/−25℃(−25℃を下回る地域は使えない) |
| 三菱電機 | 湯側にして給湯栓を開け、解凍を待つ | 記載なし | 記載なし | 外気温0℃未満はタンクの水を抜かず、電源を入れたまま。修理窓口に水抜きを頼むこともできる | −10〜−25℃の地域は寒冷地仕様 |
| パナソニック | お湯側の蛇口を少し開けて待つ | 記載なし | 停電中に凍ったら、復旧後に凍結予防ヒーターに通電して解かす | 水抜きは0℃を超える環境で。水抜きしたらヒーターのプラグを抜く | −10℃/−25℃(−20℃を下回る地域は屋内設置用) |
| ダイキン | 解けるまで待つ | 記載なし | 停電中は凍結防止運転ができない。氷点下になるならタンクの水抜き | 1か月以内はリモコンの停止設定。凍結のおそれがある時の水抜きは販売店に依頼 | −10℃/−25℃(貯湯ユニットは−20℃以下で屋内に) |
| コロナ | 気温が上がって自然に解けるのを待つ | 給湯配管にお湯をかけるのはすすめない | 具体策の記載なし | 記載なし | −10℃/−25℃ |
※各社の公式ページ・よくあるご質問・取扱説明書から整理(2026年10月29日確認)。機種や発売年で違う場合があります。東芝(日本キヤリア)のエコキュートは、この表に含まれていません。お使いの機種の取扱説明書で確かめてください。
表のとおり、5社で数字がそろっているのは「使える地域の最低気温」くらいで、一般地向けは−10℃まで、寒冷地仕様は−25℃までです。三菱電機は、北海道・東北・北信越地方など最低気温が−10℃〜−25℃の地域では寒冷地仕様を選ぶよう案内しています。家のエコキュートがどちらの仕様かは、型番を販売店かメーカーに伝えれば確かめられます。
今夜やることを、外気温と停電・留守で分ける
冷え込みの強さと家の状況で、やることが変わります。上から順に、当てはまるものを見てください。
- 外気温が0℃以下になりそうな夜ブレーカーはそのまま。フルオートなら浴槽に残り湯を残し、凍結防止ヒーターが付いていればプラグが差さっているか確かめます。パナソニック・ダイキン・三菱電機の機種は、給湯温度を「水」にしてお湯側の蛇口から1分間に約200mLを流します。日立は0℃以下で自動運転をするので、すべての蛇口から出す必要はないとしています
- −10℃以下まで下がる、または氷点下が長く続く夜日立も、補助としてどこか1か所から水を出すよう書いています。コロナは「特に寒いとき」に1分間に約400ccで、何℃からかは開いた資料に書かれていません。最低気温が−10℃を下回る地域に住んでいるなら、一般地向けの機種の想定(最低気温−10℃まで)から外れるので、家の機種が寒冷地仕様かを販売店に確かめておきます
- 冬の夜に停電したダイキンは、停電中は凍結防止運転ができないとし、屋外が氷点下になる場合はタンクの水抜きを行うよう書いています(水抜きのページには、凍結のおそれがある場合は必ず販売店に依頼するよう書かれています)。一方、パナソニックは停電中に凍ったら復旧後に凍結予防ヒーターに通電して解かすとし、水抜きは0℃を超える環境で行うよう書いています。三菱電機は、停電ではなく冬に長く使わないときの案内ですが、外気温0℃未満ではタンクの水を抜かないとしています。日立・三菱電機・コロナで開いた資料には、停電中の凍結についての記載が見つかりませんでした。自分の機種の取扱説明書の停電の項を見て、分からなければ水抜きは販売店に相談します
- 冬に家を長く空ける三菱電機は、外気温が0℃未満のときはタンクの水を抜かずに電源を入れたままにし、凍結防止ヒーターの電源も切らないよう書いています。日立は、凍結のおそれがある時期の水抜きは販売店か工事店に頼む(有料)としています。ダイキンは、1か月以内ならリモコンの停止設定、凍結のおそれがある時の水抜きは販売店に頼む、という案内です。出かける前に、取扱説明書の「長期間使わないとき」の項を見ておきます
停電が明けて電気が戻ったときの戻し方は、エコキュートの停電・断水のあとの復旧手順にまとめています。冬の停電でお湯も暖房も使えない夜に備えておくものは、冬の防災グッズのそろえ方が参考になります。
冬が来る前に、家のエコキュートで確かめておくこと
凍結の対策は、機種と工事で中身が変わります。寒くなる前に、次のことを取扱説明書と本体で確かめておくと、冷え込む夜に迷いません。
- メーカー・型番・設置年: 本体の銘板で控える。寒冷地仕様かどうか、修理を頼むときにも使う
- フルオートか、追いだき・保温ができる機種か: 日立・パナソニック・ダイキンはフルオートの機種だけ、三菱電機は追いだき・保温のない機種に、ふろ配管の自動の凍結予防運転がない
- 給湯温度を「水」にできるか: できない機種は下限温度(日立は「低温」)
- 凍結防止ヒーターの有無と、プラグの場所: 分からなければ販売店・工事店に聞く
- 配管の保温材が破れていないか: 破れていれば販売店に連絡(パナソニック)
- 止水栓の場所: 凍って直らないとき、三菱電機・コロナ・日立は止水栓を閉めてから連絡するよう案内している
- ヒートポンプの吸込口・吹出口がふさがれていないか: 物や積雪でふさがない(ダイキン)
まずは取扱説明書の「凍結」の項を開き、自分の機種の残り湯の高さと、蛇口から流す水の量を確かめておいてください。
参考・出典
- 日立 よくあるご質問「凍結防止について教えてください。」 https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kyutou/q_a/a31.html (2026年10月29日確認)
- 日立「凍結したときの対応方法」 https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kyutou/q_a/image/freeze_responsed_230126.pdf (2026年10月29日確認)
- 日立 よくあるご質問 https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kyutou/q_a/a55.html / https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/kyutou/q_a/a32.html (2026年10月29日確認)
- 日立 エコキュートの地域区分 https://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/check/ / 停電時について https://kadenfan.hitachi.co.jp/kyutou/teiden/ (2026年10月29日確認)
- 三菱電機「冬期に多いお問い合わせ(凍結などに備えて)」 https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ecocute/notice/pdf/before-winter-faq.pdf (2026年10月29日確認)
- 三菱電機 よくあるご質問「冬場凍結をしてしまいます。(凍結が心配)対策はありますか。」 https://faq01.mitsubishielectric.co.jp/faq/show/3134?category_id=290&site_domain=default (2026年10月29日確認)
- 三菱電機 よくあるご質問「寒冷地に居住しています。…」 https://faq01.mitsubishielectric.co.jp/faq/show/682?category_id=291&site_domain=default (2026年10月29日確認)
- 三菱電機 クラブ三菱電機「エコキュート、冬の寒い朝にお湯や水が出ないのは故障?」 https://www.mitsubishielectric.co.jp/club-me/howto/memo/1612/index.html (2026年10月29日確認)
- パナソニック よくあるご質問「エコキュートの凍結予防方法は?」 https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99147 (2026年10月29日確認)
- パナソニック よくあるご質問「凍結予防ヒーターを使いたいのですが?」 https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99127 /「寒い地域でも使えますか?」 https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99104 / https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/100641 (2026年10月29日確認)
- パナソニック 災害時の取り扱い「断水・凍結について」 https://sumai.panasonic.jp/saigai/hp/0003.html (2026年10月29日確認)
- ダイキン エコキュート取扱説明書(EQX/EQA37・46ZFV系、3P810438-1C) DT-NET https://www.free.dtnet.daikin.co.jp/DT-NET/ で「EQA37ZFHV」を検索(2026年10月29日確認)
- ダイキン エコキュート よくあるご質問 https://www.ac.daikin.co.jp/sumai/alldenka/ecocute/faq / 寒冷地仕様 https://www.ac.daikin.co.jp/sumai/alldenka/ecocute/lineup/kanrei / お役立ち情報 https://www.ac.daikin.co.jp/customercenter/useful/article/33 (2026年10月29日確認)
- コロナ「冬期の凍結予防について」 https://corona.co.jp/img/P4-5_225WA4110-00.pdf (2026年10月29日確認)
- コロナ「給湯機器の凍結について」 https://www.corona.co.jp/other/post_2.html / エコキュート よくある質問 https://www.corona.co.jp/myeco/faq/index.html / 機種の選び方 https://www.corona.co.jp/eco/select/index.html / 緊急時の対応 https://www.corona.co.jp/support/fukuden/ (2026年10月29日確認)
- 四国電力「冬季ご使用時のお願い」 https://www.yonden.co.jp/publish/page_07.html (2026年10月29日確認)