夕方のニュースで台風の進路図が映り、白い円が自分の県をわずかに外れている。少しほっとして、そのままチャンネルを変える。よくある光景だと思います。ところが翌朝には円が寄ってきていて、「昨日は外れていたのに」と慌てる。この落差は、予報が当たらなかったから起きるのではありません。あの白い円が何を表しているのかが、そもそも思っているものと違うからです。
先に答えを書きます。白い破線の円(予報円)は、その時刻に台風の中心が入る確率が70%の範囲であって、被害が及ぶ範囲ではありません。被害の側を示しているのは、その外側を囲む赤い実線——暴風警戒域のほうです。つまり、円が自分の県を外れていても、赤い線の内側に自宅が入っていれば、備える対象になります。台風が近づいたときに何を何日前にそろえるかは台風に備える備蓄リスト|上陸3日前・前日・当日にやることを時系列でにまとめてあるので、あわせて開いておくと動きやすいはずです。
この記事が扱うのは、気象庁が出す進路予報図の読み方だけです。個別の台風がいつどこへ来るかは扱いませんし、扱えません。実際に避難するかどうかの判断は、気象庁が発表する最新の台風情報と、お住まいの自治体が出す避難情報に必ず従ってください。
この記事でわかること
- 予報円・暴風警戒域・暴風域・強風域を、気象庁の原文と「つまり何か」の訳で読み分ける方法
- 気象庁が公表している進路予報の誤差実績(2024年・2025年の年平均)と、5日先の線をどれくらい動く前提で見ればいいか
- 「強い」「大型」といった階級が何を基準にした言葉なのか(大きさのkmは強風域の半径です)
- 予報の更新は6時間ごと。その刻みに合わせた「いつ何を始めるか」の早見表(当編集部の整理)
予報円は、台風の中心が入る確率70%の範囲である
予報円とは、予報した時刻に台風の中心が入ると見込まれる範囲を円で示したもので、その円の中に中心が入る確率が70%になるように大きさが決められている図形です。気象庁の説明を、そのまま引きます。
白い破線の円は予報円で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70%です。
出典:気象庁「台風情報の種類と表現方法」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/7-1.html ・2026年8月27日確認時点)
読みどころは2つあります。ひとつは「中心が」という語。円は台風の中心の居場所を示しているだけで、風や雨がどこまで及ぶかは何も言っていません。もうひとつは「70%」。裏を返せば、中心が円の外に出る場合が3割ほど残っている、という意味になります。100%外れない線ではなく、そもそも外れる余地込みで描かれた円なのです。
被害の範囲を示すのは、予報円ではなく暴風警戒域です。気象庁は「予報円の外側を囲む赤色の実線内の領域は暴風警戒域で、台風の中心が予報円内に進んだ場合に5日(120時間)先までに暴風域に入るおそれのある範囲全体を示しています。」と説明しています(同ページ・2026年8月27日確認時点)。自宅がこの赤い線の内側なら、円が外れていても対象です。
予報図の色と線は4つに分かれる
進路予報図に描かれる図形は、白い破線の円・赤い実線の領域・赤い太実線の円・黄色い実線の円の4種類です。似た色が並ぶので混ざりやすいのですが、それぞれ答えている質問がまったく違います。気象庁の原文と、その意味を並べます。
| 見た目 | 名前 | 気象庁の原文(2026年8月27日確認時点) | つまり何を答えているか |
|---|---|---|---|
| 白い破線の円 | 予報円 | 「白い破線の円は予報円で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70%です。」 | 台風の中心はどのあたりにいそうか。被害の範囲ではありません |
| 赤い実線で囲む領域 | 暴風警戒域 | 「予報円の外側を囲む赤色の実線内の領域は暴風警戒域で、台風の中心が予報円内に進んだ場合に5日(120時間)先までに暴風域に入るおそれのある範囲全体を示しています。」 | これから暴風域に入るおそれがあるのはどこか。備える範囲はここで見ます |
| 赤い太実線の円 | 暴風域 | 「赤色の太実線の円内は暴風域で、風速(10分間平均風速)が25 m/s以上の暴風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を示しています。」 | いま25m/s以上の風が吹いている(吹きうる)のはどこか |
| 黄色い実線の円 | 強風域 | 「黄色の実線の円内は強風域で、風速(10分間平均風速)が15 m/s以上の強風が吹いているか、地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を示しています。」 | いま15m/s以上の風が吹いている(吹きうる)のはどこか |
出典:気象庁「台風情報の種類と表現方法」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/7-1.html ・2026年8月27日確認時点)
整理すると、白い円は「予想」、赤と黄色の円は「いま、または吹きうる状態」、赤い実線の領域は「これから危ないおそれのある範囲」。時制がそれぞれ違うわけです。円の位置だけを追いかけていると、いちばん見るべき赤い実線の領域を見落とします。
5日先の線は、平年で500km前後動く前提で見る
ここからが、多くの解説が触れていない部分です。気象庁は自らの進路予報がどれだけ外れたかを検証して公表しています。予報した中心位置と、実際の中心位置との距離の年平均——これが予報誤差です。数字を見てください。
| 予報時間 | 2025年の年平均誤差 | 2024年の年平均誤差 |
|---|---|---|
| 24時間先 | 66km | 71km |
| 48時間先 | 104km | 106km |
| 72時間先 | 180km | 152km |
| 96時間先 | 304km | 245km |
| 120時間先(5日先) | 512km | 424km |
出典:気象庁「台風進路予報の検証」年平均誤差一覧表(https://www.data.jma.go.jp/typhoon/verification/table_track.html ・2026年8月27日確認時点)
表の10個の数値は、すべてこの「台風進路予報の検証」年平均誤差一覧表の2025年の行と2024年の行から写したもので、報道発表資料など気象庁の別の資料に載っている数値とは混ぜていないため、この記事の「512km」は、この一覧表の2025年・120時間先の値を指します(2026年9月15日確認)。
512kmという数字は、頭に入れにくいと思います。東京から神戸のあたりまで、と言えばおおよその距離感が伝わるでしょうか。5日先の予報とは、それくらいの幅で結果がずれうるものだということです。逆に24時間先の66kmは、東京から熱海のあたりまで。5日先と1日先とでは、線の意味がまるで違います。
だから、実務的な読み方はこうなります。5日先の予報円が自分の県を外れていても、それは「来ない」という情報ではありません。平年でこれだけ動く前提の線なのですから、確定情報として扱えるものではないのです。一方、24時間先まで来れば誤差はぐっと縮む。遠い予報は「備え始める合図」、近い予報は「動く時刻を決める材料」と役割を分けて見ると、ニュースの見え方が変わります。
強さは風速、大きさは強風域の半径で決まる
階級とは、台風の最大風速や風の広がりを区切って言葉にしたもので、「強い」「非常に強い」は風の速さ、「大型」「超大型」は風の広がりを指します。まったく別の物差しです。
| 区分 | 階級 | 基準(気象庁の原文表記) | 何を測っているか |
|---|---|---|---|
| 強さ | 強い | 33 m/s(64ノット)以上~44 m/s(85ノット)未満 | 最大風速 |
| 強さ | 非常に強い | 44 m/s(85ノット)以上~54 m/s(105ノット)未満 | 最大風速 |
| 強さ | 猛烈な | 54 m/s(105ノット)以上 | 最大風速 |
| 大きさ | 大型(大きい) | 500 km以上~800 km未満 | 強風域の半径 |
| 大きさ | 超大型(非常に大きい) | 800 km以上 | 強風域の半径 |
出典:気象庁「台風の大きさと強さ」(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html ・2026年8月27日確認時点)
大きさの「500km」「800km」は、強風域(風速15m/s以上の範囲)の半径です。暴風域の半径ではありませんし、台風全体の直径でもありません。「大型」と聞いて暴風の吹く範囲が500km以上あると読むと、実態を大きく取り違えます。
この2つは独立しています。強さの階級が付かない台風でも大型のことはありますし、その逆もあります。ニュースで「大型で強い台風」と読み上げられるのは、2つの物差しの結果を並べているからです。自分の家に関係があるのはどちらか、と考えるなら——強風域の半径が大きいほど、遠くにいるうちから風が当たり始めます。
予報は6時間ごとに更新される
更新のリズムとは、気象庁が新しい予報を出し直す間隔のことです。ここも原文で押さえます。気象庁は「台風の5日(120時間)先までの24時間刻みの予報を6時間ごとに発表」し、さらに「1日(24時間)先までの12時間刻みの予報は3時間ごとに発表」しています(気象庁「台風情報の種類と表現方法」・2026年8月27日確認時点)。
つまり、朝に見た予報図は昼にはもう古い。前の項で見たとおり、遠い予報ほど動くのですから、更新のたびに円の位置と大きさは変わります。一度見て安心する、あるいは一度見て絶望する——どちらも早すぎる、というのがこのリズムの意味するところです。
そして更新を追い続けるには、電気が要ります。台風で厄介なのは、いちばん情報が欲しい時間帯に停電が起きうることです。手回しとソーラーで充電できるラジオを1台置いておくと、電源が落ちても6時間ごとの更新を受け取り続けられます。クマザキエイムの手回し/ソーラー蓄電ラジオ(型番 SL-091)は、その用途に向く1台です。コンセントが使えない状況でも動かす手段が本体に内蔵されている、というのが選ぶ理由になります。
いつ何を始めるか(当編集部の整理)
ここから示す早見表は、当編集部が予報の刻みに合わせて整理したものであり、気象庁や内閣府などの公的機関が定めた基準ではありません。実際に動くタイミングは、最新の台風情報とお住まいの自治体が出す避難情報に従って判断してください。
| 目安の時点 | 予報図で見るところ | 家でやること(当編集部の整理) |
|---|---|---|
| 120時間前(5日前) | 予報円の位置と大きさ。暴風警戒域が自分の地域にかかっているか | 備蓄の在庫を数え、足りないものを紙に書き出す |
| 72時間前(3日前) | 更新ごとに予報円がどちらへ寄っているか。強さと大きさの階級 | 買い物を済ませる。売り切れる順に買う |
| 48時間前 | 暴風警戒域に自宅が入ったかどうか | ベランダと窓の対策。飛ぶものを室内へ入れる |
| 24時間前 | 12時間刻みの予報に切り替えて、暴風域に入る時間帯を見る | スマホと電池を充電する。浴槽に水をためる。避難先と経路を家族で確認 |
| 直前(暴風域に入る前) | 最新の台風情報と、自治体の避難情報 | 外に出ない。避難するなら風が強まる前に済ませる |
買い物の順番については台風前に買っておくもの|売り切れる順の買い物リストを、ベランダと窓の具体的な手順は台風前のベランダの片づけ|物干し竿と排水溝、順番を決めれば10分で終わると台風の窓ガラス対策|養生テープは効くのか、フィルム・雨戸との使い分けにそれぞれ譲ります。この表は「いつ着手するか」だけを決めるための道具です。
表のいちばん上の行は、もう少し踏み込んで読めます。予報円に自宅が入ってから買いに出るのではなく、入る前の段階で「家にあるか」を数えておく。前の項で見たとおり、5日先の線は平年で500km前後動く前提のものです。円の位置が変わるたびに買う・買わないを決め直すより、在庫を先に数えておくほうが、予報の揺れに振り回されずに済みます。数える対象は、次の3つに分けると漏れにくくなります。
- 水:飲み水の買い置きがあるか。あるなら、保存期限はいつまでか
- 窓:ガラスの飛散防止フィルムや雨戸など、48時間前の行でやる対策の道具がそろっているか
- 明かり:停電した夜に、手を空けたまま部屋を照らせる照明と、その電池があるか
水から見ていきます。24時間前の行の「浴槽に水をためる」とは別に、飲み水の在庫は5日前の行で数えておきたい項目です。サーフビバレッジの「長期保存水」2Lペットボトル×6本入は、Amazonの商品ページの表記では保存期間5年とされています(2026年9月15日確認)。期限が長い水なら、台風シーズンごとに数えて足りない分だけ足す、という点検のリズムに乗せやすい。保存期間の考え方は長期保存水の保存期間と選び方で詳しく扱っています。
次に窓です。窓ガラスの対策そのものは上の窓の記事に譲りますが、道具が家にあるかどうかは、暴風警戒域がかかる前に確かめられます。ニトムズの「ガラス飛散防止シート 平滑面用」(品番 M6120)は、メーカー公表で幅48cm×長さ1.8m、ポリエステルフィルムにアクリル系粘着剤で、密着用のヘラが付いています。掛け算すると1枚で約0.86㎡。自宅の窓の幅と高さを測れば、何枚要るかが先に分かります。「平滑面用」という名前のとおり表面が平らなガラス向けの製品なので、自宅の窓ガラスの表面が平らかどうかも、在庫を数える日に一緒に見ておくと48時間前の行で慌てません。
24時間前の行では「充電する」と書きました。進路図を見続ける端末はたいていスマートフォンで、それが切れた瞬間に情報が止まるからです。エレコムの半固体電池モバイルバッテリー(型番 EC-C61MN)は重量220g。持ち出し袋に入れても負担になりにくい重さで、避難先へ移動する場合も進路図を見続けられます。
最後に明かりです。充電と同じ24時間前の行で点検したいのが、停電した夜の照明。パナソニックのLEDランタン BF-BL45M-W は、メーカー公表で電源が単1形電池3本、白色と電球色の2色のLEDを持ち、明るさは無段階で最小約1lmから全灯色の最大約800lmまで調整できます。連続点灯時間(エボルタNEO使用時)は白色・電球色の最大で約16時間、最小まで絞ると約1,500時間。防水性能は防滴形(IPX2)です。つまり、明るさを落とせばそれだけ長く点けていられる、という使い分けができる1台。懐中電灯と違って置いたまま部屋を照らせるので、家族が同じ部屋で次の6時間ごとの更新を待つ夜に向きます。電池は単1形なので、5日前の行で在庫を数えるときは、このあと触れる単3形とは別に本数を控えておく必要があります。ランタンの種類ごとの違いは防災用ランタンの選び方にまとめています。
2023年6月26日に、予報円は絞り込まれた
古い解説記事を読んでいる方に、ひとつ補足があります。予報円の大きさの決め方は、数年前に変わりました。気象庁の報道発表から引きます。
台風進路予報の予報円の大きさ及び暴風警戒域を現在よりも絞り込んで発表するよう改善します。特に、3日先以降の予報円が大きく改善し、5日先の予報円の半径はこれまでと比べて最大40%小さくなります
出典:気象庁 報道発表資料(https://www.jma.go.jp/jma/press/2306/26b/20230626_typhoon_track_forecast_improvement.html ・2026年8月27日確認時点)。2023年6月26日以降に発生する台風から適用されています。
この改定より後に、予報期間の延長や階級表現の変更を示す気象庁の一次情報は、当編集部の調査では見つけられませんでした(2026年8月27日確認時点)。「変更が無い」と断定はできません。見つけられなかった、という報告に留めます。最新の運用は気象庁の台風情報のページでご確認ください。
ここで注意したいのは、円が小さくなったからといって不確実性が消えたわけではない、という点です。前掲の誤差実績は改定後の年のものですし、5日先で500km前後という数字は残っています。円は精度に見合った大きさに描き直された——そう受け取るのが正確でしょう。
予報図だけでは判断できないことがある
進路予報図は強力な道具ですが、答えられない問いがはっきりあります。3つ挙げます。
- 台風から離れた場所の大雨:図に描かれる円は風の範囲です。雨がどこに降るかは、この図では分かりません。雨の情報は気象庁の警報・注意報や雨の実況で別に確認します
- 進路が定まらない台風:予報円が大きく描かれるとき、それは「まだ絞り込めていない」という表明でもあります。円が小さくなるまで待つのではなく、大きいうちから備え始めるほうが順序として正しい
- 避難するかどうか:進路図に避難の判断は書かれていません。避難の判断は、気象庁が発表する最新の台風情報と、お住まいの自治体が出す避難情報に従ってください。この記事の表や数字を根拠に自己判断しないでください
自治体が出す避難情報の段階と、どのレベルで動くかは警戒レベル1〜5でいつ動く?レベル4までに避難する理由と、2026年5月に変わった情報名で扱っています。自宅がどんな災害を想定されている場所なのかは、ハザードマップの見方|色と浸水深の読み解き方と、自宅の想定を1枚にまとめる手順のほうが担当です。進路図・避難情報・ハザードマップは、それぞれ別の問いに答える3枚だと考えてください。
停電中に自治体の防災行政無線やラジオを聞き続けるとなると、最後に効いてくるのは乾電池です。パナソニックのエボルタNEO 単3形アルカリ乾電池(型番 LR6NJ/8SW)は8本パック。ラジオと懐中電灯で規格を単3にそろえておくと、どちらに入れるか迷わずに済みます。買い足す時期を選ぶなら、防災の日セールで買うもの|8〜9月に安くなりやすい時期と備えの優先順位も参考になります。
台風対策を場所別に整理する
よくある質問
台風の進路図の白い円は何ですか。「70%」は何の確率ですか
白い破線の円は予報円です。気象庁は「予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70%です。」と説明しています(気象庁「台風情報の種類と表現方法」・2026年9月15日確認)。70%は「台風の中心がその時刻にこの円の中にいる」確率であって、自宅に暴風が吹く確率や、被害が出る確率ではありません。裏返せば、中心が円の外に出る場合も3割ほど残っています。自宅が備える側に入るかどうかは、白い円ではなく、その外側を囲む赤い実線(暴風警戒域)で見ます。
予報円が自分の県から外れていれば、備えなくていいですか
いいえ。予報円は台風の中心が入る確率70%の範囲であって、被害が及ぶ範囲ではありません。見るべきは、その外側を囲む赤い実線——暴風警戒域に自宅が入っているかどうかです。加えて、5日先の予報は平年で500km前後動く実績があります(気象庁「台風進路予報の検証」・2026年8月27日確認時点)。遠い時点の円の位置は、確定情報として扱えるものではありません。
予報円が大きいときと小さいときで、何が違うのですか
円の大きさは、その時点でどれだけ進路を絞り込めているかを表します。大きい円は「まだ幅がある」、小さい円は「絞り込めてきた」という意味です。なお2023年6月26日以降に発生する台風から、予報円と暴風警戒域は以前より絞り込んで発表されるようになりました(気象庁 報道発表資料・2026年8月27日確認時点)。古い解説と円の大きさの印象が違うのは、この改定が理由です。
台風情報は、どれくらいの頻度で見直せばいいですか
気象庁は5日先までの予報を6時間ごとに、24時間先までの予報を3時間ごとに発表しています(気象庁「台風情報の種類と表現方法」・2026年8月27日確認時点)。接近が近づくほど更新が細かくなるので、同じリズムで見直すのが理にかなっています。朝に見た図で1日の判断を固定しないこと、とだけ覚えておけば十分です。
予報図が読めたら、次は手を動かす番です。上陸3日前・前日・当日にやることは台風に備える備蓄リスト|上陸3日前・前日・当日にやることを時系列でにまとめてあります。
まとめ:今日やることは、赤い線を見る癖をつけるだけ
進路予報図でいちばん目立つのは白い円ですが、その円は台風の中心の居場所を示しているにすぎません。自分の家が備える側に入っているかどうかを教えてくれるのは、赤い実線で囲まれた暴風警戒域のほうです。そして5日先の線は、平年で500km前後動く前提のもの。遠い予報で安心も絶望もせず、更新のたびに見直す——それが進路予報という道具の使い方だと思います。
今日やることは1つです。次に台風情報を見るとき、白い円ではなく赤い実線に自宅が入っているかを最初に確認する。癖にしてしまえば、判断の順番が自然と入れ替わります。
- 赤い実線を見る気象庁の台風情報を開き、暴風警戒域に自宅が入っているかを最初に確かめます。
- 時点を数える暴風域に入るのが何時間先かを見て、早見表のどの行にいるかを決めます。
- 更新を追う手段を確保するスマホの電源とラジオ・電池を点検し、停電しても6時間ごとの更新を受け取れる状態にします。
繰り返しになりますが、避難するかどうかの判断はこの記事の表では決められません。気象庁の最新の台風情報と、お住まいの自治体が出す避難情報に従ってください。
参考・出典
- 気象庁「台風情報の種類と表現方法」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/7-1.html ・2026年8月27日確認/2026-09-15確認
- 気象庁「台風の大きさと強さ」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html ・2026年8月27日確認
- 気象庁「台風進路予報の検証」年平均誤差一覧表 https://www.data.jma.go.jp/typhoon/verification/table_track.html ・2026年8月27日確認/2026-09-15確認
- 気象庁 報道発表資料「台風進路予報の改善について」(2023年6月26日)https://www.jma.go.jp/jma/press/2306/26b/20230626_typhoon_track_forecast_improvement.html ・2026年8月27日確認
- パナソニック「LEDランタン BF-BL45M 仕様」https://panasonic.jp/flashlight/products/BF-BL45M/spec.html /2026-09-15確認
